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252 生存者あり

東京が突然、災害に襲われ、元レスキュー隊の主人公が
娘を含めた被災者をなんとか救うために行動する話。

「252」とは生存者がいることを示す番号らしく、
瓦礫などに埋まって見つかりにくい状況の被災者の
生存・発見などを伝えるために用いる。

日本の映画には珍しく特撮が非常にがんばっており、
実写とセットとCGをかなり綺麗に仕上げている様子。
とにかく人の多い都市部での災害をよくきちんと表現していると感じるし、
実際、冒頭の雰囲気は観ていて怖い思いをさせられる。

生存者側の人数をぐっと絞り、それぞれを個性的にすることで
ドラマや人間関係としてわかりやすく、
主人公、若者、女性、おじさん、子供と
イメージがかぶる人物が誰もいないようになっている。

中盤までは非常にドキドキさせられるし、魅力も感じるのだが、
後半になると作戦本部側の考えや行動が
あまりにも無茶なものになってきて非現実な印象を受ける。
ただでさえ都市部での大災害という日常的でない状況なだけに
それに立ち向かう方法ややり取りももっと現実的な雰囲気にして欲しかった。

終盤になると今度はタイトルである「252」を
使いたいだけじゃないのかと思いぐらい、
頻繁に「252」が繰り返され、少しウンザリしてくる。
最初の2、3度まではいいにしても
あまりにもそれを前面に出してくるのはどうなのか。

最後の救出劇でも時間が切迫している状況のはずなのに
やけにモタモタしていたり、会話する余裕があるのも納得できない。
もっと速やかに脱出していれば
被害はもっと小さく済んだのでは、と疑いたくなる。

とにかく序盤の災害表現が非常によかっただけに
後半の安っぽいまとめ方が作品全体の質を下げたように感じる。
ラストまでもっと現実感を保って欲しかった。

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