トリッキーな銃の使い方に全力をかけたバカ映画。
ガンシーンがウリといっても
「マトリックス」や「リベリオン」のような美しいものではなく、
とにかく銃に関する変な場面が連発する。
無意味にグロテスクな場面も多く、大げさな出血や汚い表現も多いので
そういった下品な作品が苦手な人には不向き。
もともとそういった変わったガンアクションの構想を映像化するための作品だったらしく、
ストーリーは取ってつけたようなものなので、
場面が変わるたびに「そんなバカな」とツッコみながら楽しむのが正しい。
銃の名手のはずなのに妙に精度の低い射撃をする主人公だが、
それでもご都合的に敵の銃弾にはほとんど当たらない。
「普通に敵を撃つ方が楽だろう」という場面が頻出するが、
そこはB級バカ映画として心を広くして観るようにしよう。