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四十九日のレシピ

急死した妻への想いを整理できない夫とその娘が
四十九日までに立ち直っていく様子を描いた話。

全編に渡って山場がなく、終始、退屈な内容。
観ている側は故人への思い入れがなく、
心残りを感じる家族へ感情移入することができなかった。
また、タイトルにあるレシピはそれほど重要な要素ではなく、
具体的な料理内容もほとんど描かれない。

故人との記憶を軸にしているはずが
娘の夫の浮気や不妊の話題がノイズになって邪魔に感じる。
大事な日に親戚一同の前で説教し、
唐突に態度を変えてアロハを披露する姉の言動もまったく理解不能。
あまりにも都合のいいラストにも納得がいかなかった。

いろいろな要素がバラバラな上、それぞれ不快な印象で
いったい何を描きたかったのかがわからない映画だった。

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