神さまの言うとおり

神さまの言うとおり

高校生が唐突に命を賭けたゲームをやらされる話。

日常生活の中で異世界の敵と対峙する様子は
マンガ「GANTZ」を連想させる不思議な世界観。
リアルな存在感を感じる特撮は素晴らしく、
ふざけたキャラクターが余計に緊迫感を煽る。
主人公が危機を乗り越えていく方法もベタではあるが面白い。

ただ、敵の正体が何でどういう目的だったのかが
まったく語られないままボヤッと終わってしまうのは非常に消化不良。
このタイプのストーリーで
風呂敷を広げるだけ広げて畳まないのは反則だろう。
これでは戦場以外の現実の場面が何のためにあったのかがわからない。
映像のインパクトだけに頼らず、筋書きもきちんとまとめて欲しかった。

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