「ターミネーター」シリーズの５作目で、２作目のその後を描いた話。
３、４作目は観ていなくても問題ないが、
１作目、２作目の話の流れをきっちりと整理しておかないと混乱する。
ある意味、新たな３作目となる筋書きになっている。
T-800役のシュワルツェネッガー以外はすべて俳優が変わっており、
カイル、サラ・コナー、ジョン・コナーはどうにもイメージが一致せず、
最後までしっくり来ないまま観ることになった。
また、ターミネーターであるはずのT-800が年老いていることや、
勝ち気なサラ・コナーが彼を「オジサン」と呼ぶことにもかなり違和感がある。
スカイネットと戦いが行われている元々の未来の世界、
１、２作目で描かれた過去の世界に加え、
２周目となる過去の世界、そこから飛ぶ未来の世界と
時間軸がややこしくなっていて状況を理解しづらい。
その割にストーリーが面白いわけでもない。
また、ターミネーターには銃の効果が薄いということを
過去のシリーズ作品でさんざん描いてきたのに
今作でもやたらと銃撃戦を挑むのは食傷気味。
肝心の戦闘シーンがどうにも緊張感が薄く、ダラダラしているように感じた。
続編を出せば出すほど、名作だった１、２作目を汚している印象を受ける。
ストーリーの妙や魅力あるアクションが表現できないなら
潔くシリーズを終えて欲しい。
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