長年にわたる抗争を続けてきたヤクザが
ある目的で映画撮影に挑戦する話。
映画好きが悪ノりして作ったコメディという感じで、
やたらめったら血みどろになりつつも常に悪ふざけが止まらない印象。
キャスティングが非常にうまく、
クセのあるキャラクターを演じる俳優陣はどれもハマり役と言える。
残念なのは監督に抜擢された青年が
撮影スタッフとしても娘の彼氏としても存在感が薄いこと。
自作映画マニアの男が非常に目立つので
ここを同一人物にしてもよかったような気がする。
この映画でしか見れない非常に面白い場面がある一方で、
妙に残酷なシーンが笑いを打ち消してしまってる部分もある。
登場人物を死なせすぎず、もう少しコメディに徹してもよかった。