組織のメンバーに前向きな行動をさせるため、
場の空気をポジティブな方向へ持っていくことを提案する本。
問題を解決するために関係者の改善を促す際、
いきなり問題点を指摘したり行動を指示したりするよりも
まず組織全体に漂う空気に目を向ける、という発想は非常に面白いし、
実際のいろいろな事例を思い浮かべても当てはまるものが多々ある。
人間心理をうまくついた分析が多く、
組織全体を活性化する方法として勉強になる部分が多かった。
少数の優秀者に頼るよりも、大きな割合を占める中間層をうまく誘導した方が
チームの戦力強化が効率的に行えるという理屈は重要。
人を動かすリーダーや指導する立場にある人の教科書になる１冊。
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