1人暮らしの女性が、とある間違い電話をきっかけに
殺人鬼から執拗に絡まれるホラー。
主人公の自宅アパートのみを舞台に展開する典型的な低予算映画だが、
脚本と見せ方がうまく、退屈させないのが素晴らしい。
直接的な残虐シーンはなく、電話での会話シーンばかりなのに
きちんと殺人鬼の恐怖感が描かれており、
ホラー好きが十分満足する完成度。
唯一、賛否が分かれるとするとオチの付け方で、
それまでの見事な盛り上がりとスピード感に対し、
妙に張り合いのない終わり方をしてしまう。
B級ホラーものとしては他作品より一歩抜きん出ているので
良作を味わいたい人にはオススメ。