ソフト開発者の主人公が自分の身分を乗っ取られてしまう話。
アガサ・クリスティのミステリー小説とはまったくの無関係。
ネット上から指定した個人データを
すべて削除できるプログラムという設定は
情報化社会となった現代の怖さを表していていいのだが、
主人公が間抜けに感じることが多々あり、
その高い能力がイマイチ実感できない。
また、状況の説明が下手なこともあって
主人公たちが何を目的に行動しているのかわかりにくかった。
序盤の緊迫した展開は面白かったが、
中盤以降は急速に勢いが落ち、つまらなくなってしまった。
キャラクターもクセがあるだけであまり魅力的でないし、
盛り上げようと無理して空回りしてしまった印象のドラマ。