数人の高校生が痛みを共有する手術を受け、
課せられたミッションに苦労していく話。
性格の異なる仲間同士の関係は
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を連想させる。
誰かが感じた痛みを他の全員も共有するという設定は
単純ながらも面白く、誰がどういう事情で
痛みを感じたのか推測する楽しみがある。
ただ、最終的な目的がハッキリせず、
なにを目指して話が進むのかがわからないのでつかみどころがない。
キャラクターそれぞれの魅力を理解しないまま後半になってしまい、
話の筋道をさらに見失ってしまって面白く感じなくなった。
いつの間に仲間同士の友情が強くなったのかもわからず、
どうにも展開に納得できなかったのが残念。