同名のゲームを元に実写映画化したもので、
死刑を執行された男が15世紀のアサシンに転移する話。
原作ゲームでは壁を登ったり屋根を飛び移ったりする移動シーンや
滑らかな動きで敵を倒す戦闘シーンが魅力だったが、
映画になるとそれらはごく当たり前の要素になってしまい、
他作品を上回るようなアクションや映像は味わえなかった。
少しずつ行動範囲を拡大して困難なミッションをこなすという
ゲームとしての面白さも映画では表現できないため、
代わりに期待するのはストーリーと映像、アクションである。
その割に観ている側が期待するレベルに達しておらず、
淡々として盛り上がりに欠ける内容だったように思う。
現代のシーンの描写にかなりの時間が割かれているが、
それよりも映画として楽しめるような方向で仕上げて欲しかった。