お笑いコンビ、カラテカの矢部太郎が、
階下に住む大家さんと親交を深めていく日々を描いたもの。
口うるさいおばちゃんのような大家なのかと思ったら
意外にも非常に上品で浮き世離れした老人で驚き。
俗世間の事柄に疎く、すぐ大昔の頃を連想してしまうところが愛らしい。
矢部太郎に対し、母親というより少女のような振る舞いで
ところどころにかわいらしさを見せるのが魅力。
芸人が描いたマンガということでクオリティが心配だったが、
構成や見せ方が素晴らしく、内容も豊富で
人を選ばずに楽しめる優秀なコミックエッセイ。
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