結婚することになった夫婦が
結婚式を終えるまでの準備と苦労をマンガで描いたもの。
絵は見やすくかわいいが、巻頭でずっとカラーだったのに
32ページ以降が白黒になったのは戸惑った。
そして115ページから巻末(159ページ)まではまたカラーというのが意味不明。
最初から白黒にするか、最後までカラーで通して欲しいところ。
1年半ほど前に挙式した身としてはここに書かれているのは確かに事実だし、
大変な手間と資金がかかるのだが、
このマンガの結婚式はかなり規模が大きく、花嫁が凝り性なのもあって
実際にはもっともっと手軽だったり楽だったりする部分も多い。
選択できる式場や服装や髪型や料理や引き出物は
確かに世間に無数にあるのだが、
だからといってそれらを全部見回る必要はない。
全部を見てその中から選ぼうとするのではなく、
まず自分が求める場所や服装をある程度決めてから
その条件に合うものをリストアップして
その中からより気に入ったものを選べば
そこまでクタクタになることはないだろう。
そのあたりは夫婦それぞれの性格や優柔不断さに大きく左右されるため
このマンガを読んで、大変すぎる準備の様子に
そこまでウンザリする必要はないと思う。
式を挙げるにあたって体験するかもしれないことを
とりあえず全部知りたい、という人にはいいかもしれないが、
実際はどのぐらいなのか、という雰囲気をつかみたいなら
「たたかうお嫁さま」の方がピッタリで、気楽に読める。