EASY全ステージ+NORMAL全ステージ+HARD全ステージ、クリア。

前作、前々作ともSIMPLE2000シリーズの中で
ダントツの人気を誇っており、
私自身もお気に入りのひとつだった。
今作は初の次世代機による3作目である。

が、これが非常にイマイチ。
ウジャウジャと巨大昆虫が襲ってくる中、
強力な武器を手に退治していく、というウリは相変わらずだし、
たくさんのキャラが登場しても処理落ちしにくく、
以前より快適に遊べるのは間違いない。
シリーズを初めて遊ぶ人にとっては楽しいと思う。

しかし前2作を遊んだ者にとっては、
とにかく変わってなさすぎなのだ。

グラフィックは確かに向上したが
それは前作と比べて、というだけであって
他のXbox360ソフトと比較するとかなり厳しいレベル。

今までのソフトが高く評価されたのは
SIMPLE2000シリーズにも関わらず、
あのゲーム性と爽快感とやり込み要素があったからだ。
2000円であそこまで遊べるのは素晴らしかった。

それがフルプライス(7000円)となると
他のソフトと同等の価値を期待される。
今までは「まあ、安いから」と許されてきた問題も
今回は言い逃れができない。

プラチナコレクションとして
廉価版(3000円)で買った人はまだしも、
7000円を出して買った人たちはかなり辛い想いだろう。

まず、前作よりも敵の種類が減っている。
その割にステージは53もあり、
数種類のマップと登場する敵を変化させているだけなので
水増し感が拭えない。

遠くのキャラクタが一定の距離になるとポツポツと出現したり、
倒した敵の死骸がパッと瞬間的に消えたりと
せめてジワッと現したり消したりすればいいのに
処理の仕方が非常に雑な印象がある。

また、操作ボタンが余っているにも関わらず
乗り物に乗るボタンが「BACK」だったり、
次世代機というのに落ちているアイテムが
汚いビルボード(平面ポリゴン)のままだったり、
そのアイテムと他のビルボードとのZソートをしていないために
爆炎の向こう側にあるアイテムが浮き上がって見えたりと
「ゲーム」としての作り込みも甘い。

Xbox360のウリである実績も6種類しかなく、
難易度別に全ステージクリアが条件になっているだけ。
上位難易度をクリアしても下位の条件は解除されず、
NORMALで戦える人でもEASYを全クリする必要がある。
しかしステージは無駄に53もあるわけで、
手間のかかる作業の苦労だけが感じられる。

倒した敵にしばらく衝突判定が残って
移動や攻撃の妨げになるところや
広大な敷地でアイテムを拾い集めるのが大変なところ、
ステージクリアしてしまうと
アイテムを拾えずに終わってしまうところ、
乗り物の操作性がかなり悪いところ、
射程距離の短い武器しか持ってないと上空で
近寄ってこない(こちらに気づいてない)敵を倒せないところなど、
前作・前々作で感じたマイナス点は漏れなく残っており、
同じストレスをずっと感じることになる。

続編、という限りは前作よりもパワーアップしたり
不満点が解消されていることを期待するわけだが、
1作目のプログラムを次世代機用に書き換えて
3倍以上の値段で売っているだけじゃないのか、と勘ぐってしまうデキ。

キラーソフトも多く、廉価版ソフトも豊富になってきたXbox360で
あえてこの作品を買う必要はどこにもない。
どうしてもやりたいのであれば
プレステ2で出ている前作を2000円で買うのがベストだ。

【同シリーズのレビュー】
THE 地球防衛軍
THE 地球防衛軍2
EARTH DEFENSE FORCE : INSECT ARMAGEDDON

【参考になった攻略サイト】
THE地球防衛軍3@Wiki