19世紀後半の日本を舞台に
武士たちの村で暮らすことになったアメリカ人が
徐々に彼らの気持ちを理解していく話。
近代化が進む日本で、
そういった変化を望まない武士の一団が
反乱軍として活動した様子も新鮮だが、
日本文化に馴染みがなかったアメリカ人が
徐々に村の生活に溶け込んでいく様子も面白い。
武士たちが近代兵器の軍勢とぶつかり合う最後の戦いは
非常に贅沢に描かれていて見ものだし、
日本人同士が戦う辛さが伝わってくる。
2時間半を超える長編映画だが、
全体的にテンポがいいので
中だるみするようなことはなかった。
アメリカ映画でありながら
日本人の考える武士道がきちんと描かれていてグッとくる作品。