バットマン:アーカム・アサイラム<北米版>
| 2009年10月12日12:50【カテゴリ : Xbox360(な行~わ行)】 | ![]() |
難易度NORMALにてクリア。
バットマンを主人公としたアクション要素の強いアドベンチャーゲーム。
映画「ダークナイト」をベースに、捕らえられたジョーカーを
「アーカム・アサイラム」という収容所に移送するところから始まる。
最初は積極的に敵と戦うアクションゲームかと思ったが、
どちらかというと、広い収容所内を自由に行き来しながら
目的に応じた物を手に入れたり調査したりすることが主目的。
その過程で進路上にいる敵を倒すときに
バットマン独特のアクションが発揮される形。
LBボタンを押すといつでもDetective Modeという視界に切り替わり、
意味のある場所が違う色で表示されたり、
敵がレントゲン写真のように透けて見える特別な画面になる。
Detective Modeがあまりにも優秀すぎて
ずっとこの視界にしていてもいいような気がするのは残念だが、
まあ、バットマンの能力の素晴らしさが表現されているのだろう。
どうやら本作のウリは謎を解く楽しみでもテクニカルな格闘アクションでもなく、
カッコいいバットマンを自分で操作できる気持ちよさに酔えることらしい。
というのもバットマンは丸腰の敵と肉弾戦をする場合、
Xボタンを連打しているだけで次々と敵を張り倒せる強さを持っており、
よほどのことがない限り、ザコ敵でやられることはない。
銃を持った敵の場合は正面から対峙すると分が悪いが、
RBボタンを押すことで天井近くのガーゴイル像や屋根の上に飛び上がれるので
敵が背中を向けたタイミングで滑空して飛び掛ったり、
Batarangと呼ばれる手裏剣を投げて転倒させてから襲うなど
高さや道具のアドバンテージを活かして戦えば圧倒的に有利な状況で敵を排除できる。
最悪、倒す前に見つかったとしてもマントで目くらましをしたり
速やかに天井へ逃げたりすればなんとかなる。
目的地はマップ上に「!」マークで表示されるが、
場合によっては特定の場所でLBボタンを長押ししたり、
特定の箇所(Detective Modeで目立つ物)を破壊する必要があったりする。
英語版ではその行為がなんなのかがわからず悩むことがあった。
身体を低くしながら歩いたり、通風孔にもぐったりと
手軽にステルスアクションができるようにもなっている。
一般的なステルスゲームは主人公が弱く、
かなり気を遣って敵を回避するイメージがあるが、
本作は強いヒーローを操作してステルスを行うのが特徴だ。
バットマンの象徴的なマントも素晴らしくいい挙動で、
高いところから飛び降りたり、走ったり、
敵と殴り合ったり、伏せながら歩いているときなどの
バットマンのカッコ良さを何倍にもしてくれる。
もしこれをキャラゲーと呼べるなら
これこそ真のキャラゲーのあり方だろう。
憧れのキャラクター自身となって最も魅力的な姿でゲームを楽しみ、
よりキャラクターへの愛情を加速させるような位置づけ。
全体的に難易度は低めで、あまり心配することはない。
敵の死角から死角へ移動し、速やかに目的を達成するヒーローに
どっぷり酔いしれるためのゲームと言っていいだろう。
バットマンファンでなくともそのカッコよさにホレるはずだ。
【同シリーズのレビュー】
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