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WATCHMEN(ウォッチメン)

映画「ウォッチメン」の原作コミック。
あまりにも映画のデキが素晴らしかったために購入。
A4サイズで全ページカラーという、ずっしりとした重量感。

アメリカンコミックなのは確かだが、
「グラフィックノベル」とも呼ばれるジャンルで
気軽に読めるマンガというよりもどっしりと濃いストーリーを
絵コンテで読んでいるような感じになる。
効果線や動きを表現する描写は少なく、
全コマがイラストのような雰囲気に感じる。

しかしながら密度の高い本作の内容を楽しむにはぴったりで
1コマ1コマを挿絵付きの小説でも読んでいるような気持ちで進めていく。

原作を読むと映画がいかに原作に忠実に、
カメラワークやキャラクターの雰囲気までそっくりに作られていたかわかる。
映画では暴力シーンはより過激で迫力がある描かれ方をしており、
原作は動きは少ないものの、話の掘り込み方が深い。

結末部分に関しては原作と映画では異なり、
インパクトは原作の内容でも十分大きいが
これまでの筋書きを活かすという意味では
映画の方がデキがいいように感じる。

話の内容がより深くわかる原作だと思ったが、
迫力や映像美はやはり映画のクオリティが最高だったので、
原作を読まずとも映画だけで十分に魅力が伝わると
原作を読んだ上で改めてそう思った。

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