人気シリーズの次世代機版。
1作目からその感性と企画のデキにベタぼれした大好きなゲームだが、
次世代機になっても軽~いデザインは失われていない。

これまでは、ある程度の大きさになると
画面が王様に覆われてローディングが発生したが
今回はステージ開始前の一度きり。これが素晴らしい。
ただし、ステージ前のローディングはかなり長く、
毎回発生する王様の会話を
スキップする手間も含めて、ちょっとダルい。

次世代機のパワーを活かし、
遠くの方まで大量に物が落ちている様子は
まさにこのゲームの醍醐味。

と、ここまで書くとシリーズファンにとっては
ありがたいことばかりのようだが、
実は厳しい一面が。

とにかくクリア基準がシビアで
ちゃんと考えて動かさないと合格にならない。
合格したとしてもほとんどの場合は得点が辛く、
相当に計画して転がさないと
時間内に大きな塊にするのは難しい。

しかし、もともとこのゲームは
物がたくさん落ちている中を適当に転がし、
街並みや周りの反応を楽しむユルさがウリだったはず。

シビアな得点基準はその楽しみを許さず、
ステージごとにほぼ決まったルートをたどらないと
高得点を取るのが難しくなってしまった。

しかも時間無制限で転がせるモード「エターナル」は
100点を取らないと出現しないため、
ステージをゆる~く探検したいために
死ぬような思いで100点を取る必要が出てくる。

基準がギリギリなために塊がひっかかったり、
ぶつかって弾かれたりするとやたらストレスを感じ、
今までのような「のんびり」がなくなったのが至極残念。

さらにすべての項目をコンプリートするためには
追加ステージなどを有料ダウンロードしなければならず、
ソフト本体以外に料金を要求されるのが厳しい。
せめてコンプリートに無関係な要素ならよかったのに。

こんな感じで、シビアな得点判定と
追加ステージの存在によって、
コンプリートへの意欲が失われてしまい、
数時間で達成できる「ゲームクリア」でお腹いっぱいになった。
今までファンが魅力を感じていた部分を残した上で
その延長線上へと進化して欲しかっただけに非常に残念だ。

【同シリーズのレビュー】
塊魂
みんな大好き塊魂