人が死ぬところをネット上で公開するサイトを題材にしたもの。
ショッキングな映像のはずなのに
興味本位で気軽にアクセスする雰囲気は
今のネットの状況とシンクロしていてなかなかに怖い。
しかし、もう一歩深く作ることができたような緩さがある。
ある種、「SAW」シリーズとも似た雰囲気がある割に
アクセスが増えるごとに
被害者が死に近づく仕組みに関してはほとんど説明がないし、
どれぐらい死に近づいているかも視認しにくい。
主人公の子供は何かありそうだったのにそのまま放置されて
結局、設定として活きてこなかった。
アクセス数が向上する早さに世間の盛り上がり具合を象徴しているのに
その早さが前回とどれぐらい差があるのかもわからない。
最初のアイデアがよかっただけに
それ以降の詰めの甘さがどうにも際立った。惜しい。