映画「ターミネーター4」の世界観でのCG作品。
映画よりも少し前の出来事らしいが、「ターミネーター4」は未見。

CG作品と言うと映像美のイメージがあるが、本作は異なる。
マシニマ(Machinima)とは、マシンとシネマを合わせた造語らしく
ゲームマシンの映像描画機能を使って映像作品を作ったものらしい。

確かに本作の内容はXbox360ゲームそのままで
同じ敵、同じステージ、同じモーションばかりが目に付く。
しかしキャラクターのモデルに関しては
プレステ2かと思うぐらい質が低く、汚さが目立つ。

いわば、ゲームのプレイ動画に適当なセリフを割り当てただけの映像で
ゲーム以上の画質にはならない。
むしろ映画っぽく見せるために頻繁に変更されるカメラ位置や
おざなりなセリフが悪い意味で目立つ。
日本語字幕しかなく、吹き替えが収録されていないのもかったるい。

映像がイマイチなら、シナリオで魅せてくれるのかと思いきや
これも非常にデキが悪く、主人公がある人物を連れて
ダラダラと街中を戦闘しながら進むだけ。
12分程度の内容のエピソードが6つあり、合計で1時間を超えるが
こんなにも長時間を割く必要性がまったくわからない。
エピソードが終わるたびにスタッフロールが表示されるが、
話はほとんど進んでおらず、テンポが悪すぎる。

映画「ターミネーター2」があまりにも名作だっただけに
それに乗じていろいろな企画が生まれ、
「ターミネーター」と冠が付くだけで売れる見込みがあるのだろうが
本作をターミネーターシリーズに加えるのは非常に不愉快。
せいぜいファンが趣味で作ったようなデキ。観る価値もない。

【同シリーズのレビュー】
TERMINATOR SALVATION(ゲーム)