北斗無双 - 伝説編
| 2010年3月29日10:25【カテゴリ : Xbox360(な行~わ行)】 |
「伝説編」で使用できる全5キャラにてクリア。
「真・三國無双」シリーズの名前を引き継ぐ新しいタイトルとして
アニメ「北斗の拳」を題材にした無双アクション。
ここではストーリーモードである「伝説編」のケンシロウについての感想を書く。
「幻闘編」に関する感想は別記事で。
無双シリーズといえば大量のザコ敵をバッタバッタとなぎ倒していくイメージだが、
伝説編は「無双」というイメージとはズレており、
「北斗の拳」を3Dアクションゲームとして作ったという感じだ。
別のモードである「幻闘編」は伝説編を進めることで開放されていく。
操作に関してはXボタンで通常攻撃、Yボタンでチャージ攻撃が出せ、
それぞれ押した回数によって技が変化する。
チャージ攻撃によって敵を倒すとアニメそのままに
身体がボコっと膨れて弾け跳ぶ仕様。
攻撃を当てたり喰らったりしてゲージをため、Bボタンを押すと
「北斗百裂拳」をはじめとする伝承奥義(必殺技)を使うことができる。
この必殺技はステージ開始前にあらかじめ十字ボタンに割り当てておくことで
4種類まで切り替えることが可能。
技によって消費するゲージ数や攻撃範囲が異なる。
また、Lトリガーを引くと同じゲージを消費してオーラを身にまとい、
一時的にパワーアップすることができる。
さらに、その状態でBボタンを押すと
強力なタイプの必殺技である「真・伝承奥義」が発動する。
ただし、そのときには別のゲージがたまっていることが条件となる。
この「真・伝承奥義」は当たると即死か、
ボス級の敵でもかなりのダメージを与えることができる。
中ボスも含め、ボス級の敵は結構な硬さなので
いかにそれまでにゲージを保存しておいて
一気にかたをつけるかが勝負となる。
これまでの無双シリーズのように
広いマップ内を動き回りながら中ボスを倒したり、
ザコ敵の数を減らすために拠点兵長を倒したりといった流れではなく、
定期的に区切られた細長いマップを少しずつ進攻していく形。
ザコ敵の出る数は基本的に決まっており、
要所要所でザコ敵を全滅させたり中ボスを倒さないと
次への進路が開放されない仕様になっている。
敵は1ステージでもせいぜい200人程度なので
何百人の敵を蹴散らす、という雰囲気ではない。
回復薬に関してはステージに設置された箱からしか入手できないため、
下手に戦闘が長引くと回復手段がなくなってしまう。
主人公の攻撃はかなり重たく設定されており、
ひとつひとつの攻撃にやたらと時間がかかる。
横方向の範囲もそれほど広くないため、
しっかり敵を狙って攻撃を繰り出さないといけない。
無双シリーズのように長い武器を振り回して蹴散らすイメージではないので
そういった快感を期待している人は要注意。
また、「北斗百裂拳」に代表される伝承奥義は
ゲージをためるのが大変な割に大量のザコ敵をさばけるわけでもないため、
こまめに通常攻撃とチャージ攻撃で排除していく方がよい。
即死攻撃となる真・伝承奥義はさらにゲージをためるのが大変なので
ザコ敵程度に使うのはもったいなさすぎるのだ。
LBボタンによるガードやRBボタンによる回避も
攻撃を出していたり喰らっている最中は一切受け付けないため、
何かの行動中に敵の攻撃に勘付いても間に合わない。
敵の連続攻撃も一撃目を喰らうと、いくらガードしたくとも
すべて綺麗に喰らい切ってしまう。
このへんは素早く鮮やかな拳法というにはほど遠く、
どうにもモッサリしたイメージに感じてしまう。
Rトリガーを引くことで敵をつかむことはできるが、
ザコ敵ひとりをつかんで集中攻撃するメリットは何もなく、
投げ飛ばす場合も方向がわかりにくいので使い物にならない。
つかみに失敗した場合の空振りモーションが驚くほど長いので
下手に出すにはリスクが高すぎる。この仕様は明らかにダメだろう。
しかし、マップによっては地面に落ちている鉄骨を拾って
殴ったり投げたりする必要があり、それ以外の方法では突破できない部分がある。
このときに「拾えるアイテム」であるかどうかの区別が非常にしづらく、
ただの背景に見えてなかなか気づかないこともある。
さらに押し引きできるタイプのコンテナを利用する場面があるが
これも同様にアイテムであることが非常にわかりにくいため、
どうやって先に進むのかわからなくなることが多々あった。
進む手段がなくなった場合、「赤いコンテナは押し引きできる」ことを覚えておこう。
同様に、何かを破壊しないと先へ進めないことがあるが、
破壊できる壁かどうかがわかりにくい。
無関係な背景も1段階だけ壊れるようになっているため、
何度も攻撃して破壊すべきものと、そうでないものが区別しにくいのだ。
素手でも壊れるものと道具で攻撃しないと壊れないものの違いもわかりにくい。
その他、登れるタイプの壁、上に乗って奥へ進むべき場所など
何を利用すると先へ進めるのかを見せるのが下手すぎて
手段を探してウロウロしてしまうことがある。
上を見る角度が制限されすぎてて、ルートを読み取りにくいのも原因だ。
こうした、敵との戦闘以外でつまりそうになることが結構あり、
そういう意味でも無双シリーズの雰囲気とは異なる。
頻繁に別の場所をカメラで見せられるイベントシーンや
一時停止して指示されるミッション説明も
ゲームのテンポを非常に悪くしている。
グラフィックはそれほど悪くなく、
特にムービーシーンはなかなかクオリティが高い。
世界観や技の雰囲気はそれなりに再現されていると思う。
成長した実感は湧きにくいが、豊富な成長システムや
自分好みに技を設定できるシステムは評価できる。
とにかく、無双と名はついているが無双シリーズとは異なるもの、
あくまで「北斗の拳」のアクションゲームであると割り切るべきだ。
【参考になった攻略サイト】
北斗無双 @ ウィキ
【同シリーズのレビュー】
北斗無双 - 幻闘編(ゲーム)
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