パートナーと2人1組で進めて行くTPS。
オンライン協力プレイで遊ぶこともできるが、
1人プレイの際もAIがパートナーとなる。

敵が自分とパートナーの
どちらに注意を寄せているかを表すメーターがあり、
派手な武器で派手に銃撃するなど、
派手に行動している方に敵の注意が向く。

そのシステムを活かして、パートナーに大げさに銃撃してもらい、
その間に横から回りこんで敵を倒すのが原則となり、
そうでないと非常に苦労するように敵のAIが設定されている。

基本として敵は物陰に隠れながら
そのときに注意を寄せている者に対して
フルオート射撃を行う。

これに対して正面から射撃してもほとんど無意味で
自分の持つ武器の精度もそれほど高くなく、
そもそも狙いをつけている間に撃たれまくる。
タイトルが示す通り、とにかく2人での行動を重視するゲームなので
1人で突っ込むとかなり厳しい状況になるのだ。

あくまでパートナーに敵の注意を引きつけてもらって
自分は裏を取るように動くしかない。
裏を取ると敵は非常に楽に倒せる。
つまり、そういった戦術を楽しめるかどうかであって
射撃の腕や狙いの早さはそれほど関係がない。
FPSの延長として期待している場合は裏切られるだろう。

敵が突然にワラワラと飛び出してくるのと、
物陰に隠れた敵は頭を低くしたまま頻繁に移動するため、
かなりの割合で敵に囲まれる状況が生まれる。
こうなると自分の銃の精度が悪いことも伴って、
なかなかに敵を倒しきることが難しい。
そこで自分もしゃがんだまま回り込み、
なんとか隠れている敵を倒すべく動くので
最後まで射撃の楽しさは感じられなかった。

自分が敵に倒されても即ゲームオーバーになるのではなく
パートナーを呼び寄せることで回復してくれるのだが、
この際に妙に長い時間引きずられたり、
敵の攻撃を喰らいやすいルートで引っ張ったりと
あまり賢いとは言えない行動をされる。
さっさと回復してくれれば戦線復帰できるだけに
この部分の頭の悪い行動はややストレスを感じた。

ストーリー部分はあまり魅力がなく、
ステージ間で唐突に時間が飛んでいる場合があるのと
主役2人が常にマスクを着用しているので
どちらがしゃべっているセリフなのかが
非常にわかりづらい。
憎まれ口を叩き合う2人を演出したかったのだろうが、
どちらがどちらに対してしゃべっているのかすらわからないので
性格の違いすら読み取れないままなのだ。

2人1組でのTPSということで目新しさはあったが、
残念ながらゲームとして楽しいと呼べるレベルには
達していない気がする。
特にシューティングとしての快感が薄く、
あくまでパートナーとの掛け合いと
敵の猛攻から生き残るための位置取りを楽しめるかどうかがカギだ。

【同シリーズのレビュー】
アーミー オブ ツー:The 40th Day