全5種類のシナリオを難易度「易しい」にてクリア。

「真・三國無双」シリーズのひとつだが、
それにシミュレーション要素を加えたEmpiresバージョンとなる。

これまでは戦場に出てボス級の敵を倒せばクリアとなり、
それを複数ステージ繰り返すだけの流れだったが、
Empiresでは一定の区域で区切られた中国の土地に
それぞれその土地を収める君主・武将がおり、
戦闘によってライバル武将たちを倒しながら最終的に中国統一をするのが目的。

ただ戦場で戦うだけのモードはなく、
シミュレーションを伴う「争覇モード」でしか遊べない。
しかし、これが非常に面白い。

個人的にシミュレーションが苦手なのだが、
内政という考え方がなく、次にどのエリアを攻めるか
またはこのまま来月まで進めるか、
特殊な効果を発揮するカードのどれを使うかという程度の判断で済み、
慣れてくればどんどん次のエリアへ攻めていくだけでいいので
シミュレーションが苦手でもほとんど問題ない。

各武将ごとに兵力という概念があり、
戦闘によって減少するが、日数によって回復する。
この兵力は戦闘部分での敵・味方の強さや戦闘開始時の有利さにも関わってくるため
むやみに戦闘を繰り返すばかりでなく、
温存して来月まで持ち越すかという判断も必要になる。
このあたりのシミュレーション部分と戦闘部分の絡み方が見事。

戦闘シーンはいつもの無双に近くなるが
非常に快適にプレイできるよう配慮されており、
ワラワラと敵が集まる数は今までプレイした無双シリーズで最高の状態。
処理落ちもほとんどなく、武器を振り回して蹴散らす雰囲気が素晴らしい。

BACKボタンでいつでも馬を呼び出せる上、
RBボタンによるジャンプで柵を越えたり崖から飛び降りたりできるので
目的のエリアにショートカットするときに非常に便利。
戦場が広すぎるということもないので
戦場の中を自在に駆け巡りながら移動できて気持ちいい。

戦場の中の敵が集まっている拠点にはそれぞれ耐久力が設けられており、
それをゼロにすれば味方の拠点に変わる。
耐久力はそのままひとりひとりの敵に連動しており
ザコ敵を1人倒すと耐久力も1減るが、
副長や拠点兵長など、やや強めの敵の場合は何人分かの戦力として換算され
1人倒しただけでも拠点の耐久力がぐっと減る。

このあたりのバランスが素晴らしく、
ただ大勢を倒すだけでなく、どの敵を狙って拠点を弱らせるかが面白い。

各拠点間はルートとしてつながっており、
味方側の本陣から拠点を中継しながら敵の本陣まで制圧しないと
勝利することができない。
つまり、まっしぐらに敵の大将を目指すのではなく
味方側から順序立てて拠点を制圧していく工夫が必要。

一旦、制圧した拠点が奪い返されて
これまでのルートが分断すると攻めきれなくなるので
そういった場合は奪われた拠点を再び攻めるか、
別のルートがつながるように拠点攻略にも作戦が立てられる。

ゲーム中のチュートリアルがほとんどなく
説明書を読みつつゲームをプレイするなどして
そのあたりの仕組みがわかるまでは割と大変。
しかし一旦、コツとルールを理解すれば
サクサクと進む戦闘や強さを実感できるレベルアップ。
徐々に自分の領地が広がっていく面白さがある。

同じことの繰り返しといえば否定できないし、
戦闘部分にこれまでの無双と大きな違いはないのだが、
無双シリーズに期待している気持ち良さがきちんと作られているのが嬉しい。

【参考になった攻略サイト】
真・三國無双5 Empires 攻略 Wiki

【同シリーズのレビュー】
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