うーん、どうもこれはイマイチ。
ピクサーのCG映画はすべてチェックしてるけど、
グラフィックは毎回確実に向上しているとして
今回はストーリーやキャラクターがどうにも。

料理が得意なネズミが言葉の通じないコックと
心を通じて会話し、力を合わせて成功していくのは気持ちいい。

が、そのネズミが割とリアルなシルエットをしており、
単体ならともかく、集団でズラズラっと
キッチンにうごめいているのを見ると
架空の話とわかっていても嫌悪感を抱く。

ミッキーマウスやハム太郎並にデフォルメされてるならともかく
色も形も、悪いイメージの方のネズミに近いので
そんなキャラクタが料理を直接触る描写の違和感が消えなかった。

そんなネズミとコンビを組むコック「リングイニ」の
日本語吹き替えもどうにも耳障りで、
CGアニメは吹き替えで観ることに決めているんだけど
準主役の声が気になって仕方がなかった。

それでも1人と1匹が力を合わせて
逆境に立ち向かうのは面白いんだけど、
途中で唐突に恋愛話が始まったのもついていけなかった。
それまでに恋愛に発展しそうな描写も時間もなかったのに
流れとはいえ、そんな簡単に接近するのだろうか。

いやそれよりも、この話には恋愛要素がない方が
スッキリしてていい具合になる気がする。
彼女が協力してくれたのは恋愛感情ではなく
仲間意識や、「いい料理を客に出す」という
コックのプライド意識からの方が共感できる。

もちろん一定のクオリティ以上のデキだし、
非常に贅沢な感想ではあるんだけど、
今までのピクサー作品のお気に入りたちと比べると
今回はちょっと好きになれなかった。

【同シリーズのレビュー】
ラッシュ:ディズニー/ピクサー アドベンチャー(ゲーム)