スライドパズル(15パズル)をベースにしたパズルゲーム。

一般のスライドパズルは空白に隣接したピースを自由に動かせるが
本作はピース上に主人公が存在し、
主人公が立っているピースしか移動できないのが特徴。

さらにピースのひとつひとつが部屋になっており、
そこにあるハシゴやドアの状況によって
主人公が隣のピースに移動できるかどうかが変わる。
最終的にピースのひとつに設定された出口まで主人公が到達すればクリアとなる。

主人公の誘導とスライドパズルが組み合わされたルールは新鮮で、
1ステージあたりにかかる時間も短く、サクサクとプレイできるのは素晴らしい。
最初はどうたどり着くかわからなかったステージが
ピースを移動しているうちにルートが見えてくるのも気持ちいい。

新しい上にシンプルなルールでパズルが楽しめるのは良いのだが、
残念なのがピースひとつひとつが小さくて見辛いこと。
DSの下画面に9ピースほども表示されるが、
ピース以外のインターフェイスにも面積を割いているので
肝心のピースが相当に小さくなってしまう。

その中にパズルを解くのに重要なハシゴや消火栓があるかを
目を凝らしてみないといけないのが厳しい。
隣のピースに行けないという意味の壁も境界がわかりにくくて
どちらのピースに属しているかがわかりにくい。

ピースに設定された特定のギミックを発動したときの待ち時間も長めで
特に地下鉄ギミックを利用したときには
数秒間、何もできない時間が発生するのが面倒。

さらに、ストーリーを展開するイベント部分の造りが雑で
セリフ回しもイマイチだし、キャラクターの動きもカクカクすぎる。
セリフ送りのタッチ部分もやけに小さく設定されているため
イベントシーンが挿入されるたびにどうにもウンザリした。

パズル部分がよくできているだけに遊びづらい仕様がとにかく惜しい。
次のエリアに行くためのアドベンチャー部分はばっさり捨てて
純粋にたくさんのステージを選べるようにしてもよかっただろう。
とにかくピースの見難さだけは非常に残念。

【同シリーズのレビュー】
Rooms(ルームズ) 不思議な動く部屋(Wii版)