インターネットやパソコンをベースにしたような
「電脳」と呼ばれるネットワークを
いつでもどこでも利用できる社会での小学生たちの話。
難しく言えば「ユビキタス」をテーマにした世界観なのだが、
コミカルタッチで非常に面白い。

子供たちがかけているメガネを通すと
空中にモニターやキーボードを登場させ、
それを利用して遊んだりコミュニケーションをとったりする。
この世界観と設定、表現方法が素晴らしく、
その割に小学生はやっぱり小学生らしいのが良い。

小学生らしい意地の張り合い、好奇心、
ひねくれた愛情表現、イタズラ、上下関係、学校での出来事など
小学生のときに関係する感情やエピソードに
さりげなく電脳が登場し、バカバカしかったり面白かったり。

当初、主人公のヤサコと友達のフミエが見分けにくく、
話の理解に苦労する。さらに、この世界観での独自のルールを
ある程度推測しないといけないことがあるので
最初のとっつきは若干悪いかもしれない。

が、登場人物の魅力が非常に強いことと
世界観そのものが興味深く、しっかりしていること、
エピソードが1話完結型で後味がいいことなどが相まって
徐々にハマッていく。未見の人は大いに見る価値アリ。

第12話のヒゲの話は最高でした。終始笑いっぱなし。

【同シリーズのレビュー】
電脳コイル<全26話>