書籍(あ・か行) カテゴリの記事:

交渉の達人 トランプ

2017年8月11日10:59【カテゴリ : 書籍(あ・か行)
交渉の達人 トランプ―若きアメリカ不動産王の構想と決断
ジェローム トッチリー
ダイヤモンド社
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今やアメリカ大統領となったドナルド・トランプ氏について、
不動産王と呼ばれるに至った功績をまとめたもの。

1988年に発行された古い本だが、
トランプが不動産ビジネスで成功を収める様子を
じっくり幼少期からなぞっていく。

値上がりする不動産を見極める先見の明と
自分の思い通りに相手を説得する交渉手腕、
自己中心的でありながら確実に成果を挙げる様子は
ビジネスマンとして見事としか言いようがない。

ひとつのエピソードが短めで全体的に読みやすいので、
彼のビジネスセンスを垣間見たい人向け。


ゲームの教科書

2017年7月23日10:44【カテゴリ : 書籍(あ・か行)
ゲームの教科書(ちくまプリマー新書)
馬場 保仁 山本 貴光
筑摩書房
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ゲームとはどういうものかという考察と
ゲームが出来上がる過程を説明したもの。

ゲーム会社で働いていた経験を持つ著者たちが解説していくが、
あまりにも基本的なことから書かれているため、
本書を手に取るような人にとっては
常識過ぎて退屈に感じてしまうところが多いだろう。

また、例に挙がるゲームの大半が1980年代のものなので、
ファミコン時代からゲームに触れていた人でないと
さすがに古過ぎてイメージできない。

まったくの初心者向けにしては文体が固すぎるし、
「ヴィデオ・ゲーム」「ムーヴィー」「レヴェル」など
一般的でないカタカナ表記も非常に読みづらかった。

プレステ1時代の中高生なら読む意味もあったかもしれないが、
今、ゲーム業界に興味があるなら
もっと専門的な書籍や情報を参考にした方が有益だろう。


数の悪魔 算数・数学が楽しくなる12夜

2017年7月19日10:17【カテゴリ : 書籍(あ・か行)
数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜
ハンス・マグヌス エンツェンスベルガー
晶文社
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数学と不思議や面白さを小説形式で説明した本で、
少年のもとに現れた悪魔が特別な力で
数学の不思議な側面を体感させてくれる話。

フィボナッチ数列やパスカルの三角形など有名どころが出てくるので
そのあたりを知らない小中学生にはいいかもしれないが、
せっかく小説形式になっているのに話かなりつまらなくて、
話を読み進めたくなる魅力が湧かないのが残念。

また、数学用語を独自の言葉で置き換えているところがあり、
基礎知識がある人にとっては逆に読みづらく感じる。
独自用語で覚えてしまっても困るので、
導入部は独自の言葉であっても
途中から本来の表現を使って説明するようにして欲しかった。

小説を通して数学の面白さを紹介する、という着眼点は新鮮だが、
意外にも人を選ぶ内容だったのは残念。


オランダの共生教育

2017年6月16日10:14【カテゴリ : 書籍(あ・か行)
オランダの共生教育 学校が〈公共心〉を育てる
リヒテルズ 直子
平凡社
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オランダの学校で実践されている教育環境や制度を紹介したもの。

障害や貧困のせいで教育に支障がある子供をサポートするために
どのような工夫がされているか、
個々の学習効果を上げるために取られている手法など、
画一的な形式の日本とは異なる部分がいろいろと垣間見える。
どういうやり方がどういう効果を生むのか、という点は
教育関係者にとって参考になるだろう。

ただ、かなり資料的な内容の本なので
かなり強い興味を持った人でないと読み切るのが大変だろう。


筋トレが最強のソリューションである

2017年5月25日10:16【カテゴリ : 書籍(あ・か行)

筋トレを崇拝する男性が
その素晴らしさに関しての発言をまとめた本。

ダイエットやストレス解消など、日々の生活や人々の希望に
すべて筋トレを交えて啓蒙していく内容。
同じように筋トレに励んでいる人にとっては
共感やモチベーションアップにつながるだろう。

ただ、Twitterでの発言をまとめたものに過ぎないため、
中身の薄い短文がひたすら続くばかり。
何かを得るための本としてはコストパフォーマンスが悪いので
それでも興味本位で読んでみたい人向け。


一人前社員の新ルール

2017年5月7日10:08【カテゴリ : 書籍(あ・か行)
改訂増補 一人前社員の新ルール (アスカビジネス)
黒川 勇二
明日香出版社
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価値の高い会社員になれるよう、守るべき心がけについて書いた本。

一般社員から役員まで
それぞれの立場で気を付けることが書かれているはずだが、
どうも若手社員に対するアドバイスばかりが並んでいる印象。

書いてあるアドバイスはどれも正しいことなのだが、
文章が下手なのか、イマイチ頭に入ってこない。
ルールごとに違ったアドバイスが書いてあるはずなのだが、
同じような内容が何度も出てくるし、説明も冗長。

仕事のできる社会人を目指すなら、
入社1年目の教科書」、「社員心得帖」、
必要とされる社会人になるための31の決意」あたりを読んで欲しい。


あたりまえポエム 君の前で息を止めると呼吸ができなくなってしまうよ

2017年5月5日10:22【カテゴリ : 書籍(あ・か行)

ごく当たり前のことを
さも恋愛ポエムのように仕上げたもの。

「一人より二人の方が人数が多いね」や
「君の名前を聞くと真っ先に君の顔が思い浮かぶよ」のように
ごく当たり前の事象なのに詩的な単語と言い回しにするだけで
ポエムっぽい雰囲気になってしまうのが面白い。

ただ、ネタとしては大発明と言えるものの
わずか10分ほどで読み終わってしまうボリュームなので
本としてのコストパフォーマンスは悪い。
ネタと割り切って手を出せる人向け。


クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。

2017年4月27日10:52【カテゴリ : 書籍(あ・か行)

著作権を中心とする創作物に関する権利や法律に関して、
初心者向けに解説したもの。

一般の人でも創作物を制作・公開しやすくなった昨今において、
制作者としても利用者としても関わりそうな部分を説明していく。

全編が会話形式で進行していくが、
聞き手のやる気のなさそうなキャラクターがイマイチで、
本気で取り組んでいない姿勢が読む気を失わせる。

それほど濃い中身ではないので
基礎知識をざっくり身につけるイメージで一読すれば十分。
囲みで引用されている条文も読み飛ばして問題ない。


一億人の英文法

2017年4月25日10:31【カテゴリ : 書籍(あ・か行), 英語学習
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
大西 泰斗 ポール・マクベイ
ナガセ
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英語が話せるようになるため、
イメージでとらえていくことを提案する文法解説本。

600ページを超えるボリュームだが、
英文法に関してある程度の知識がある人向けに書かれている様子で、
この本で1から文法を勉強するのは厳しい。
一旦、中学英文法を理解した人が、
より知識を確定するために読む本ととらえるべき。

文型や助動詞、ing形など、中学英語で出てくる要素ばかりだが、
細かいニュアンスや犯しやすい間違いなど、
英語を使いこなす上で身につけるべきセンスが解説されている。

残念なのは理解を促すための挿絵のイメージがズレていたり、
色分け・枠が過剰で逆にわかりにくくなっている点。
語り口調の解説文が鼻につく部分もあり、
人によって合う合わないが分かれる解説書。


株式投資の未来

2017年4月21日10:15【カテゴリ : 投資・資産運用・経済, 書籍(あ・か行)
株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす
ジェレミー・シーゲル 瑞穂 のりこ
日経BP社
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株式投資に関して、投資家の誤った考えや先入観を
実際のデータをもとに正していく本。

成長株や新規公開株(IPO)の価値、
キャピタルゲインとインカムゲインのどちらを重視するか、
配当を再投資することの重要性、
長期投資での株式と国債のリスクの違い、
高齢化社会の影響、先進国と新興国の関係性など
株式投資を行う上で関わってくる要素を
実際のデータをもとに考察していく。

同じような話がひたすら繰り返される部分があり、
やや冗長に感じることも多いが、
すべての理屈が過去のデータをもとにしているため説得力は大きい。
今まであやふやだった部分や、
イメージだけでとらえていた部分が解消され、
自分の投資スタイルを決めるのに役立つ。

株式投資に関する最低限の知識がないと理解できないため、
はじめての株1年生」あたりで予習しておくとよい。