書籍 カテゴリの記事:

いいね!フェイスブック

2011年8月22日11:46【カテゴリ : 書籍


SNSである「Facebook」について初心者向けに解説した本。

内容のボリュームはあるが、文字中心の情報となるため、
まさにFacebookを使い始めたばかりで操作がよくわからない、というレベルの人には
これ1冊で完全理解facebook」の方が画像が多くてわかりやすい。

この本はどちらかというと、操作にある程度慣れてきた人向けで
Facebookとの付き合い方、使われ方について解説した内容。
Facebookが気に入っており、より詳しくなりたいとか
世間や世界でのFacebookに関する話題を知りたいなら、まずまずの内容。


これ1冊で完全理解facebook

2011年8月15日11:30【カテゴリ : 書籍


海外を中心に広くユーザーをかかえるSNS「Facebook」について
初心者向けに解説した本。

非常に高機能ではあるが、使い方や
プライバシーの設定の仕方が独特で
使い始めのときには間違いなく戸惑うであろうFacebookなので
こういった本などで徐々に理解していくと良い。

Facebookのスクリーンショットを多用し、
画面のどこのことを説明しているかがわかりやすい。
すでに使い慣れた人にはおおよそ知っていることばかりだが、
これから登録する人、登録したけれど全然使っていない人にとっては
前半部分はFacebookの常識とも言える内容なので
しっかり読んでおくと戸惑わなくて済む。

Facebookに興味を持っている人は
http://mclover.net/Puti/P252.htm
載せている文章も合わせて読み、Facebookに踏み込んで欲しい。


荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論

2011年8月9日11:33【カテゴリ : 書籍


ジョジョの奇妙な冒険」の作者である荒木飛呂彦が
数あるホラー映画について、その感想や見所を紹介する本。

圧倒的な画力と、エンターテインメント性あふれる作品を作りだしている作者が
一体どういうホラー映画を評価しているのかは
ジョジョファンなら確実に気になるところ。

1970年代以降のホラー映画について
荒木飛呂彦が気に入っているポイントを説明していく。
映画ひとつあたりの話は割と短めで、
テンポよくたくさんの作品を紹介するのも読みやすくて良い。
紹介されたホラー映画がどんどん観たくなってしまう本。


マンガ+講義でよくわかる経済学超入門

2011年7月31日11:29【カテゴリ : 書籍


経済学について、ごく基本からわかりやすく説明した本。

専門の用語やグラフの見方など、根本的なところから解説されているので
予備知識がまったくなくても経済学に触れることができる。

「マンガ+講義」と付いている通り、マンガで説明が展開される章と
文章で説明される章が交互に挿入される構成。

マンガは気軽に読めるのでいいのだが、残念なのは
マンガで説明した内容と丸々同じことを、文章部分でも説明していること。
マンガ部分をまったく読まなくても情報が欠けないので
これならわざわざマンガを読む必要がない。

しかし文章だけで勉強する気があるなら
この本の他にもたくさん書籍が存在するわけで、
これならすべてマンガで説明するぐらいに割り切って欲しかった。

本のサイズも大きすぎて持ちづらく、
単にマンガのコマや文章部分の文字が大きくなっているだけなので
これなら一般的なサイズで十分。
また、「コーヒーとケーキ」や「ポテチとおせんべい」など
例えに挙げている商品がイマイチで
その商品のイメージと講義内容があまり合っていない気がした。

経済学について敷居を低くしているのはありがたいが、
本として妙に中途半端な構成や造りが目に付いた。


読んでいない本について堂々と語る方法

2011年6月13日11:47【カテゴリ : 書籍


タイトルから想像すると、「読んでいない本について、
いかに恥を書かないよう語るか」という話が書かれているように思うが、
そうではなく「読書」というものがどういうものかを分析した本。

本を読むことを趣味にしている人は多いし、
少なからず本を読んだ経験は誰にでもあることだけど、
とある本について「読んだ」「読んでいない」という区別だけではなく
「流し読みした」「読んだけど忘れた」「読んだ人に内容を聞いた」など
さまざまなパターンが考えられることを説明している。

それぞれ今までの経験を思い返すと納得できるものばかりで
本を読んだといえるのがどういうことかを考えさせられる。

もともと洋書が翻訳された本なので
登場する本やストーリーが海外の話や人物ばかりのため、
日本人にとっては馴染みがない情報も多いが、
読書について冷静に分析されているのは興味深い。

都合上、何かの物語の内容に沿って解説したり
誰かの経験談をベースに展開したりするので
今、どの作品についての話をしているのか、
どの段落が引用部分なのかを意識して読まないと混乱する。


物理で広がる鉄道の魅力

2011年6月6日11:05【カテゴリ : 書籍


日本で利用されている在来線、新幹線などの電車、
それ以前の機関車を含め、鉄道に使われている技術や工夫を
物理や電気の方面から解説した書籍。

高校レベルの物理の知識を用いて解き明かす、と書かれているが
電気工学などの部分に関してはよくわからない部分も多かったが、
日常生活に密接した電車を題材に
物理学がどう実践されているかが知れて面白い。

物理学に関する専門用語もわかっている前提で説明が続くので
理解できないところはざっくり読み飛ばし、わかる範囲を楽しむのが良い。


虐殺器官

2011年5月25日11:55【カテゴリ : 書籍


要人暗殺任務を担当する部隊の1人を主人公とするSF小説。

かなり評判が良い作品のようだが、個人的にはそこまでの魅力は感じなかった。
SFとしての近未来の装備や武器の設定は面白いが
それらの説明や描写に行数を取られてテンポが悪いように思う。

序盤の作戦行動はミリタリー系に詳しくない人にもわかるよう、
かなり親切に説明されているが、その分、少し幼稚に感じてしまったし、
中盤以降は近未来の社会を表現する情景描写がくどく思えてしまった。

設定的に軍事関係の要素が入っているのはもちろんとして
さらに政治や社会情勢までトッピングされていて
内容が非常に濃く、そういうのにどっぷりとハマる人はいいのだが、
サクサクと展開していくスピード感を重視したい私は
話の本筋をたどろうとするだけで読み疲れてしまった。

終盤はなかなかに盛り上がるし、
タイトルにも挙がる「虐殺器官」というアイデアはすごく刺激的。
映像化に向いている素材だと思う。


擬態うつ病

2011年5月21日11:15【カテゴリ : 書籍


インターネット上でもさまざまな質問に答えている精神科医の林公一が
「擬態うつ病」と名付けた症状についての本。

鬱病が病気として有名になり、
症状や患者との接し方、治療法についても広まってきたが、
それに伴い、鬱病という診断を逆手にとって
仕事や学校を休んだり、周囲への自分に対する接し方に文句を言ったりして
自分の義務を果たさず、自分の要求を通すために
鬱病という病気を言い訳に使う人、
つまり「鬱病を擬態している人」が増えている、という内容。

鬱病に関して詳しくない人にもわかるよう、
まず実際の鬱病の症状や治療法、事例などを
非常にわかりやすく説明している。

そして本人の自覚の有無は別にして鬱病を装った「擬態うつ病」の例や
本来の鬱病との違いなどが整理して説明される。
個人的にもそうした「擬態うつ病」に当てはまる人を何人も見たことがあるし、
その特徴を的確に捉えている説明にも感心する。

インターネット上の質疑応答でも見て取れるが
林氏の理論的で明確な説明が素晴らしい。
とにかく読みやすい文章で、本として単純に優秀。
鬱病に詳しくない人や、
「擬態うつ病」らしき人と接する機会のある人にぜひ読んで欲しい。


小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記

2011年3月31日11:20【カテゴリ : 書籍


女子大生がサーバーやネットワーク関係の知識について
ブログ上に書いた内容を書籍にしたもの。

基本は文章での説明だが、
毎ページにイラストが挿入されているため
本の厚さの割にどんどんと読み進められる。

ただ、内容がわかりやすいかというと、これが結構読み辛い。
手書き部分の文字が非常に読みにくいし、
イラストによる説明に関しても
すでに内容を理解している人でないとわからないと思われる。

例え話に「うさこ」「うさお」などのキャラや「うさうさ村」「うさぎ国」など
見分けにくい名前で例えるため、
どれがネットワーク上のどの部分を指しているのかがわかりにくい。

イラストはかわいいが、説明があまりうまくないので
ネットワークの知識を純粋に得たい人には不向き。


阪急電車

2011年2月21日11:48【カテゴリ : 書籍


大阪周辺をカバーする私鉄である
阪急電鉄の今津線を舞台にしたオムニバス形式の小説。
宝塚駅から出発し、西宮北口駅に着くまでの8駅において
それぞれ主人公を変えながら話が進む。
そこからまた折り返しで続くため、行きと帰りで16エピソードがある。

オムニバスとはいえ、別のエピソードでの主人公を引き継いだり、
あるエピソードで見かけた人物が次のエピソードで主人公になったりと
エピソード間のつながりは強め。
ひとつひとつのエピソードはそれほど長くないのでサクサク読める。

電車から見た景色や駅周辺の様子などが生々しく、
その周辺で生活している人にとっては非常に親近感が湧くだろうが、
同じ阪急電鉄でも神戸線の利用者であったり、
まったく別の地域で生活する人にとってはいまいちピンと来ない部分はある。

さわやかな話ばかりでなく、いろいろと嫌な悩みが絡んだりするが
総じて軽い印象で読むことができる。
特別大きな感動は得られないが、駄作というわけでもない。
背景の変化や登場人物の違いで、ひとつの電車が
駅を経由しながら進んでいく様子を感じられるのは新鮮。

【同シリーズのレビュー】
阪急電車 片道15分の奇跡