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フェルマーの最終定理

2017年4月23日10:08【カテゴリ : 書籍(は~わ行)
フェルマーの最終定理(新潮文庫)
新潮社 (2016-12-23)
売り上げランキング: 569

17世紀に数学者のフェルマーが書き残した定理が
360年後に証明されるまでの経緯をまとめたもの。

数学の解説書ではなく、
証明が成功するまでの壮大なドラマを描いた本。
ページの大半は数学者の人物像や正解へのアプローチの仕方、
数学にかける想いの解説に割かれており、
現在に至るまでにいかに多くの人たちが数学に心血を注ぎ、
その道をつなげてきたかが伝わってくる。

数学に関連する解説も出てくるが、中学生レベルの数学知識と、
それに対する拒絶感がなければ楽しめる。
エピソードを紹介する順番が絶妙で、語られた内容が
後半でどんどん結びついてくる気持ち良さを味わうことができる。

数学の話だからといって小難しいものではなく、
300年以上にわたるサクセスストーリーが味わうための本。


リアル脱出ゲーム presents 究極の謎本

2017年4月17日10:52【カテゴリ : 書籍(は~わ行)
リアル脱出ゲーム presents 究極の謎本
SCRAP
SCRAP出版 (2016-06-30)
売り上げランキング: 2,623

リアル脱出ゲームの制作で有名なSCRAPが作った
いろいろな謎解きクイズを収録した本。

究極のクロスワード本が非常に面白かったので手を出してみたが、
1問目からあまりにも難問ばかりで、
徐々に解けていく楽しさを味わうことができなかった。
初心者でもそれなりにリアル脱出ゲームの難易度と違い、
本書はクイズをどっぷり趣味とする人を対象としているのか、
問題に対するとっかかりがほとんどない。

ヒントをたどっていけば徐々に解けるものの、
言われた通りに作業しているだけで
ひらめきを得る快感が得られないし、
正解へのルートも妙に強引というか、こじつけのような印象で、
スッキリと納得できないものが多かった。

【関連作品のレビュー】
リアル脱出ゲーム presents 究極のクロスワード本


From the Files of Sherlock Holmes<ラダーシリーズLEVEL3>

2017年4月8日10:54【カテゴリ : 書籍(は~わ行), 英語読書
From the Files of Sherlock Holmes シャーロック・ホームズ傑作短編集[改訂版] ラダーシリーズ
IBCパブリッシング (2013-09-06)
売り上げランキング: 79,753

「シャーロック・ホームズ」シリーズを3作品収録したもの。

収録作品
●The Reigate Puzzle(ライゲートの謎)
●The Adventure of the Devil’s Foot(悪魔の足)
●The Adventure of the Golden Glasses(金縁の鼻眼鏡)

中級者向けの英語でそれほど苦労することもなく、
適度な短編エピソードばかりなので全体的に読みやすい。
ただ、短い割に人名が多く登場するので
被害者・関係者がどういう人物だったかを把握するのは大変。

全編にわたって相棒のワトスンが見た状況、聞いた話で構成されており、
英語読書の練習用にはちょうどいい難易度と長さの1冊。

【関連作品のレビュー】
Adventures of Sherlock Holmes(ラダーシリーズLEVEL3)
シャーロック・ホームズ(映画)
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(映画)
シャーロック・ホームズ(人形劇)
Aesop’s Fables(ラダーシリーズLEVEL1)
The Thomas Edison Story(ラダーシリーズLEVEL1)
The Nose(ラダーシリーズLEVEL1)
Grimms’ Fairy Tales(ラダーシリーズLEVEL1)
The Fjord Murder(ラダーシリーズLEVEL1)
Andersen’s Classic Stories(ラダーシリーズLEVEL1)
Time Noodles and Other Rakugo Tales(ラダーシリーズLEVEL2)
RAKUGO(ラダーシリーズLEVEL2)
The Little Prince(ラダーシリーズLEVEL2)
Roald Dahl’s Short Mysteries(ラダーシリーズLEVEL2)
The Outsiders(ラダーシリーズLEVEL2)
Roman Holiday(ラダーシリーズLEVEL2)
O. Henry’s American Scenes(ラダーシリーズLEVEL2)
Jon’s Chopsticks(ラダーシリーズLEVEL3)
The Kwaidan Collection(ラダーシリーズLEVEL3)
The Adventures of Arsene Lupin,Gentleman-Thief(ラダーシリーズLEVEL3)
Winnie-the-Pooh(ラダーシリーズLEVEL4)
The ABC Murders(ラダーシリーズLEVEL4)
And Then There Were None(ラダーシリーズLEVEL4)
Daddy-Long-Legs(ラダーシリーズLEVEL4)


リアル脱出ゲーム presents 究極のクロスワード本

2017年3月26日10:46【カテゴリ : 書籍(は~わ行)
リアル脱出ゲーム presents 究極のクロスワード本
SCRAP
SCRAP出版
売り上げランキング: 32,592

リアル脱出ゲームの制作で有名なSCRAPが手がけた
変わり種のクロスワードを20問収録した本。

一般的なクロスワードに独自のルールが追加されていて、
すべての答えを数字で記入するタイプや
1マスに複数の文字が入るものなど、
問題ごとに毎回悩まされる工夫がされている。

カギの説明がふわっとしすぎていたり、
ルール上、とっかかりがなさすぎて、
仮の答えを入れながら徐々に確定していくしかない問題もあり、
かなり苦労させられることがあったが、
それでも少しずつ解けていく絶妙な難易度。

左右のページが完全に平らになる造りになっており、
机に置いて答えを書き込んでいくには最適。
そしてすべての問題を解いた後、本をじっくり観察することで
いよいよこの本の壮大な計画に触れることができる。

リアル脱出ゲームで得られるような気持ちよさを味わえる
新しいタイプのクロスワード。

【関連作品のレビュー】
リアル脱出ゲーム presents 究極の謎本


Magic Tree House<9巻>Dolphins at Daybreak

2017年3月16日10:23【カテゴリ : 書籍(は~わ行), 英語読書
Dolphins at Daybreak (Magic Tree House)
Random House Books for Young Readers (2010-06-15)

新たなミッションをこなすため、兄弟がとある海岸に行き着く話。

新たな謎解きが始まり、英語表現から正解を予想する面白さと
未知の場所を冒険する緊張感とが楽しめる。
伏線をうまく活かしたストーリー構成もよかった。

【関連作品のレビュー】
Magic Tree House<1巻>Dinosaurs Before Dark
Magic Tree House<2巻>The Knight at Dawn
Magic Tree House<3巻>Mummies in the Morning
Magic Tree House<4巻>Pirates Past Noon
Magic Tree House<5巻>Night of the Ninjas
Magic Tree House<6巻>Afternoon on the Amazon
Magic Tree House<7巻>Sunset of the Sabertooth
Magic Tree House<8巻>Midnight on the Moon


未来の働き方を考えよう

2017年3月3日10:26【カテゴリ : 書籍(は~わ行)
未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる (文春文庫)
文藝春秋 (2015-11-10)
売り上げランキング: 1,186

時代が進むにつれて変化してきた社会構造や
働き方についてまとめたもの。

高齢化、グローバル化、会社に依存しない生き方など
ここ最近あちこちで言われているようなことを網羅的にまとめた内容。
すでにそのあたりを知っている人にとっては
特に新しい知識や発想が得られるものではなく、
割とありきたりな説明ばかり。

これから社会に出る就活生や社会に出たばかりの新入社員など、
とりあえず世間で言われている社会変化を知っておきたい人向け。


藤野さん、「投資」ってなにが面白いんですか?

2017年2月17日10:58【カテゴリ : 投資・資産運用・経済, 書籍(は~わ行)
藤野さん、「投資」ってなにが面白いんですか?
CCCメディアハウス (2015-07-01)
売り上げランキング: 22,326

ある出来事が世間にどんな影響を生むのかを考える
ビジネスシミュレーションの発想を紹介したもの。

優秀な投資家や経営者が持つ「先を見通す視点」を鍛えるため、
ドラえもんの不思議アイテムである「タケコプター」や「フエール銀行」が
もし実際に登場したら、という仮定のもと
経済や各業界にどんな影響があるかを考えてみる内容。

架空のアイテムながら、現実に存在すると
世間にどんな変化を与えるかをリアルに推測していくのは面白く、
いろんな業界や立場の心理を考える練習になる。
それによって新しい変化に柔軟に対応するスキルが身につくだろう。

たとえ投資には興味がなくても
客観的で広い視野を鍛えたい人には読んで欲しい1冊。

【関連作品のレビュー】
日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。
投資家が「お金」よりも大切にしていること
日本株は、バブルではない
投資バカの思考法


やり抜く力 GRIT(グリット)

2017年2月1日10:11【カテゴリ : 書籍(は~わ行)
やり抜く力
やり抜く力
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ダイヤモンド社 (2016-09-12)
売り上げランキング: 39

成果を生み出すためには生まれながらの才能以上に
努力し続ける意欲が大切だということを解説した本。

内容自体はわかりやすく、たとえも多いので理解しやすい。
話の区切りが頻繁にあるのでテンポよく読める。
一部、普通は漢字を使うような言葉も
なぜか平仮名で書かれているのは不思議。

もともとの才能や実力の高さよりも
やり続けるという持続力の方が成果につながりやすいという理論は面白く、
身近な人物を思い浮かべても当てはまるように思われる。

ただ、結局は「やる気と意欲が大切」という理屈が延々と続くばかりなので
読めば読むほどページ数に対して中身が薄く感じてくる。
また、調査対象の熱意を練習時間や残業時間で測る記述がある割に
時間の長さよりも内容や質が重要だと語る部分があるなど、
理屈に一貫性がない部分がどうも腑に落ちなかった。

ビジネス書としてあちこちで評判を見かけたが、
期待したほどの感銘は受けなくて残念。


反転授業

2017年1月31日10:51【カテゴリ : 書籍(は~わ行)
反転授業
反転授業
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オデッセイコミュニケーションズ (2014-06-05)
売り上げランキング: 16,190

講義ビデオを使って自宅で予習し、
学校でその復習や確認をする「反転授業」について解説したもの。

理解力や進度の異なる学生に
一律に講義を聞かせるこれまでの授業と違って、
どういうメリットがあるかという例が挙げられている。
また、動画を作る際のポイントや
授業の運営についてもアドバイスされている。

ただ、全体的に冗長な中身で
似たような説明が何度も繰り返される印象を受ける。
ある程度の内容がつかめたあたりで引きが弱くなり、
後半は特に退屈に感じてしまった。

ある程度短時間で読めるので、反転授業がどういうものかを
実例を踏まえてざっと知りたい人向け。


民泊を始めてわずか半年、もうすぐ私は300万円を失います。

2017年1月21日10:48【カテゴリ : 投資・資産運用・経済, 書籍(は~わ行)

民泊用に部屋を借りて不労所得を狙ったものの、
赤字ざんまいで苦労した実状をまとめた本。

一般家庭用の部屋を旅行者などに貸して宿泊料をもらう「民泊」を
投資手段として運用しようとした実録だが、
物件を維持するためのバカにならないコストと
急な撤退を強いられるリスクがあることがよくわかる。

複数物件の具体的な収支が記載されているため、
自分がチャレンジするときの反省材料になるだろう。
筆者の場合、管理や清掃などを外注した部分が
かなりのコストになっていることがわかるので、
そのあたりを削減できれば改善につながりそうだ。

民泊が話題になり、投資のチャンスと考える人は珍しくないだろうが、
そういう人を冷静にさせるだけのインパクトがある本。