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死刑執行中脱獄進行中

2012年3月1日11:06【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


ジョジョの奇妙な冒険」の作者である荒木飛呂彦の短編マンガ。
いくつかのエピソードでジョジョ第4部に登場した岸辺露伴や吉良吉影が出てくるが、
彼らを知らなくてもほとんど問題なくストーリー構成になっている。

それぞれ短いながら、作者独特の奇妙な舞台設定が楽しめ、
先がどうなるのか非常に気になる展開ばかり。
特に「死刑執行中脱獄進行中」と「岸辺露伴は動かない」は熱中した。

荒木飛呂彦の絵に抵抗があってジョジョシリーズに手を出せなかった人も
この作品でストーリー展開の面白さを味わうと良い。
慣れれば慣れるほど、この絵こそが
ジョジョファンにとって非常に魅力的であることがわかるだろう。

【同シリーズのレビュー】
ジョジョの奇妙な冒険 第1部
ジョジョの奇妙な冒険 第2部
ジョジョの奇妙な冒険 第3部
ジョジョの奇妙な冒険 第4部
ジョジョの奇妙な冒険 第5部
スティール・ボール・ラン
ジョジョリオン
岸辺露伴 ルーヴルへ行く


ジョジョの奇妙な冒険<47~63巻>第5部

2012年2月24日16:51【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


ジョジョの宿敵であるディオの息子、ジョルノ・ジョバァーナを主人公とし、
イタリアを舞台にギャングとしてのし上がっていく「ジョジョ」シリーズ第5部。

相変わらずスタンド能力を使ったストーリーとなるが、
これまでとまた違った独特のキャラクターたちが登場し、
場所をどんどんと変えながら戦っていくバトルが楽しめる。
冒頭に少しだけ第4部のキャラクターが登場するが、
ストーリーそのものは完全に独立している。

各スタンドの能力はより奇妙になり、
特にボスの能力やクライマックスの展開は初見だとなかなか理解しにくいが
非常に困難な状況を独特の発想で切り抜けていく面白さはこれまで同様。

第3部・第4部でさんざんいろんなスタンドを見てきたのに
さらに新鮮味のある能力が体験できるのは素晴らしい。
印象的なシーンも多く、第4部につづいて好きなエピソード。

【同シリーズのレビュー】
ジョジョの奇妙な冒険 第1部
ジョジョの奇妙な冒険 第2部
ジョジョの奇妙な冒険 第3部
ジョジョの奇妙な冒険 第4部
スティール・ボール・ラン
ジョジョリオン
死刑執行中脱獄進行中
岸辺露伴 ルーヴルへ行く


ジョジョリオン<1~2巻>(ジョジョの奇妙な冒険 第8部)

2012年2月22日17:33【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


第4部の舞台であった杜王町という日本の架空の町を舞台にしつつ、
まったく独立した話として描かれている。
メインタイトルは置き換わったが「ジョジョ」シリーズ第8部である。

第1巻を読み進めただけでは
主人公の素性も状況がほとんどわからないが、
それにも関わらず面白いというのがスゴイ。
次にどんなことが起こるのか、好奇心が刺激される感じ。

舞台が現代の日本をベースをしているため、
雰囲気が日常的で楽しい。
地震の話題やスマートフォンなども登場するので親しみが湧く。

主人公もヒロインも訳がわからない状況だが、
読者もそれにそっくり感情移入しながら読める。
ジョジョ初めての人でもある程度は問題ないだろう。

【同シリーズのレビュー】
ジョジョの奇妙な冒険 第1部
ジョジョの奇妙な冒険 第2部
ジョジョの奇妙な冒険 第3部
ジョジョの奇妙な冒険 第4部
ジョジョの奇妙な冒険 第5部
スティール・ボール・ラン
死刑執行中脱獄進行中
岸辺露伴 ルーヴルへ行く


スコット・ピルグリム VS ザ・ワールド

2012年2月15日10:32【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


映画「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」の原作となるマンガ。
アメリカンコミックだがセリフ部分は翻訳された日本語で書かれている。

中間色やスクリーントーンを使わず、
白と黒の2色で描かれた絵や
人物を見分けにくい顔つきのキャラクターなどが
非常に読みづらく、なかなか話が頭に入ってこない。

ストーリーの発想は面白いが、
コマが飛んだような印象を受ける演出も多く、
話についていくのにエネルギーを消耗する感じ。

最後まで読み切るには作品への愛が必要なので
最初は映画版を観て勢いにホレこむのをお勧めする。

【同シリーズのレビュー】
スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(映画)


ヴィンランド・サガ<1~11巻>

2012年2月12日10:08【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


11世紀のヨーロッパを舞台に、
戦士の息子トルフィンを軸として進んでいくヴァイキングたちの話。

登場人物の描き方が非常にうまく、
敵味方ともに感情移入しやすく、魅力的なキャラクターばかり。
また話の組み立ても見事で、回想シーンや時間経過をうまく利用して
前後のつながりを説明しており、読むほどに深みが増す。

主人公はトルフィンだが、エピソードごとに中心人物となる者が変化し、
常にそのキャラクターを応援したくなる持っていき方がうまい。
テンポもよく、短い間にキャラクターの成長や状況の変化を感じられ、
退屈せずにどんどん読み進められる良作。強くオススメ。


うしおととら 外伝

2012年2月5日11:00【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


「うしおととら」本編の登場人物や設定を活かし、
それにまつわるエピソードをまとめた短編集。

本編よりも過去の話も多いが、
あくまで全体の設定や人物を知っていることが前提なので
本編を読み終わってから読む方がいい。

これまでの設定を崩さずにうまく物語を作っていて
本編が好きだった人がさらに世界観を深く知るのには最適。
気軽に読める長さで、それぞれ登場人物が魅力的なのも良い。

【同シリーズのレビュー】
うしおととら


医龍<全25巻>

2012年1月31日10:48【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


日本の大学病院を舞台に、日本の医局の問題を取り上げた話。
さまざまな現実問題をもとに大学病院の本質を暴き、
人間心理を突いた展開が続く。

天才的な技術を持つ医師を主人公に置く物語はたくさんあるが、
本作はそれだけに留まらず、登場人物それぞれの個性を活かし、
多くの見せ場を提供している。
特に研修医の伊集院は人間的な弱さを持ちつつも
確実な成長としっかりとした覚悟を感じさせてくれる。

病院内の派閥による本音と建て前、戦略、
また、医療に関する理想と現実など
非常に深く切り込んでいて読み応えがある。

読み出すと止まらないほど強い惹きがあり、
医療に詳しくない人でも大きな魅力を感じるマンガ。強くオススメ。


うしおととら<全33巻>

2012年1月21日10:36【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


寺の息子である潮(うしお)が蔵の地下で
槍によってつなぎとめられていた妖怪「とら」を解放してしまい、
いがみ合いつつも2人で様々な妖怪を倒していく話。

作者の連載デビュー作品でもあり、
序盤はまだまだ絵に稚拙な部分があるが
一話完結型で読みやすく、また徐々に全貌が明らかになる大筋も面白い。

少年向けのマンガらしく、少し子供っぽいノリが多いが
徐々に高度化していく戦闘シーンや
過去の登場人物をうまく使った展開は良い。

16巻(エレザールの鎌が暴れるあたり)からは特に面白くなり、
狂気じみた迫力が感じられるし、
27巻以降の最終決戦ではクライマックスにふさわしい規模と迫力が感じられ、
一気に読んでしまう勢いがあった。

【同シリーズのレビュー】
うしおととら 外伝


外天楼(げてんろう)

2012年1月8日10:27【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


ロボットなどが生活に入り込んだ近未来を舞台に、
外天楼と呼ばれる団地を中心に
のほほんとした雰囲気で展開される話。

常にバカバカしい笑いでテンポよく進んでいき、
非常にレベルの高い仕上がり。
冒頭では短編集かと思うエピソードが続くが、
最終的には綺麗に一本の線につながり、
クライマックスのまとめ方は見事としか言いようがない。

これまで意識していなかった部分も伏線として活かし、
非常に綺麗な読後感を味わわせてくれる一作。


アラサーちゃん

2012年1月6日10:31【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


元AV女優の作者が描いた、
女性から見た恋愛観をリアルに描いた4コママンガ。
30歳の女性・アラサーちゃんと
その周囲にいるステレオタイプな男女とのエピソードが展開される。

男性の言動に対する女性の裏表や
性に対する本音などが包み隠さず描かれているのは斬新だが、
それがエグすぎて受け付けない人もいるだろう。

もちろん、アラサーちゃんの価値感が
すべての女性に当てはまるわけではないし、
そう思われると納得できない女性も多いだろう。
全編に渡って下ネタのオンパレードなので
非常に好みが分かれる作品。

個人的には登場人物の誰にも感情移入できず、
嫌悪感を抱くばかりであまり面白さを感じなかった。