マンガ(な行・は行) カテゴリの記事:

プロチチ<1巻>

2017年8月9日10:09【カテゴリ : マンガ(な行・は行)

アスペルガー症候群の男性が
専業主夫として育児に取り組む話。

発達障害に苦しむ主人公ではあるが、
育児そのものの苦労もかなり細かくリアルに描かれており、
育児経験がある人には共感が得られる内容。

また、生活の仕方や人との付き合い方に対する
アスペルガー症候群の考え方もよくわかり、
なぜ周囲とギャップが生まれるのかが理解しやすい。

育児疲れと障害のせいで悲観的な内容になりそうだが、
ポジティブな展開とたくましい妻のおかげで
微笑ましく読んでいられるのが素晴らしい。

育児とアスペルガー症候群、
それぞれの苦労を追体験できる良作。

【関連作品のレビュー】
育児なし日記vs育児され日記


母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。

2017年7月9日10:31【カテゴリ : マンガ(な行・は行)

母親の死の前後について、生活や気持ちの変化を描いたもの。

病気が宣告されて徐々に弱っていく様子や、
死後の周囲の変化、母親が元気だった頃の想い出を
行ったり来たりしながら母親の存在の大きさを表すのが秀逸。
生きていた頃は特別視していなかったことが
実は貴重で大きな影響を持っていたことがわかる。

泣き叫ぶわけでもなく淡々とした雰囲気が逆にリアルで、
多くの人がいずれ経験するであろうことが追体験できる。
いるのが当たり前だった家族が死ぬことが
どういうことかということを味わえる良作。

【関連作品のレビュー】
情熱大陸への執拗な情熱


Back Street Girls<1~2巻>

2017年7月5日10:31【カテゴリ : マンガ(な行・は行)

ヤクザの下っ端3人組が
性転換してアイドルグループになるというギャグ漫画。

元ヤクザのアイドルというぶっ飛んだ設定が
見事に活かされていて面白い。
実際のアイドルが関わりそうな出来事が次々と起こり、
それをどう攻略するのかが見所。

絵と笑いがもう一段階レベルアップすれば文句なしだが、
新鮮な笑いが楽しめる作品。


腐女子のつづ井さん<1巻>

2017年6月9日10:14【カテゴリ : マンガ(な行・は行)
腐女子のつづ井さん<腐女子のつづ井さん> (コミックエッセイ)
KADOKAWA / メディアファクトリー (2016-02-05)
売り上げランキング: 2,177

「腐女子」と呼ばれるボーイズラブが好きなオタク女性が
日々の生活や友達とのやり取りで感じる想いを描いたもの。

基本的にあるあるネタなので、アニメやマンガを見て
すぐカップリングを考えてしまうようなボーイズラブ好きな人か、
腐女子の生態をある程度知っている人でないと
主人公の言動への共感や理解ができず、
本作の面白さがわからないだろう。

いかに普通の人と違う感覚を持っているか、
妙なところに興奮を感じるかを楽しむマンガで、
面白さのツボが理解できるかどうか人を選ぶ作品。
太めのシャーペンで大雑把に描かれたようなタッチなので
マンガとしてのクオリティを望む人には不向き。


響(ひびき) ~小説家になる方法~<1~2巻>

2017年6月7日10:10【カテゴリ : マンガ(な行・は行)
響~小説家になる方法~(1) (ビッグコミックス)
小学館 (2015-05-15)
売り上げランキング: 101

小説を書くことに対して前代未聞の才能を持つ女子高生の話。

文芸界に衝撃を与えるほどの才能を
とある女子高生が持っているという設定は面白いが、
主人公の言動があまりにも酷すぎる。
周囲に対して敵意むき出しの無礼な態度で、
気に入らなければすぐに暴力を振るう。

小説に関する才能にも説得力がなく、
作品を読んだ人がスゴいスゴいと言うばかり。
どの辺がどう奇抜なのか、
どんな努力をしているのかがまったく伝わって来ない。

せめて感情移入できる程度のキャラクターにはして欲しかったし、
主人公以外にも嫌な人物がやたらと出てくるので
読んでいてひたすら不快感を味わうばかりのマンガ。


日本人嫁、英国に住んだらツッコまざるをえなかった

2017年5月17日10:08【カテゴリ : マンガ(な行・は行)

家族でスコットランドに住んでいる日本人女性が
その日常生活を描いたコミックエッセイ。

外国との文化的な違いを紹介するマンガはよくあるものの、
この本は本当にただ淡々と紹介しているだけで面白くない。
特に登場人物に魅力がなく、家族の紹介も下手なので
周囲にどういう人たちがいるのかがイマイチつかめない。

黒目・白目で描かれた顔の描き方も好きになれないし、
作者のツッコミがどうにも意地悪で笑えなかった。


ブルルンバイク日記 ~大型免許教習編~

2017年5月1日10:30【カテゴリ : マンガ(な行・は行)

普通二輪の免許を持っていた作者が
大型バイクの免許取得に挑戦した日々を描いたもの。

バイクの免許を取った経験がある人なら共感できる部分が多い。
教習所で緊張する様子や不安が初々しい。
反面、バイクの操作に関する予備知識がまったくないと
意味がわからない部分もあるだろう。

4コマ形式で描かれているが、ページに対してコマや文字が小さいので
タブレットでも読みにくい印象。
この文字の大きさなら1ページ1エピソードにして、
余白をほとんど取らずにページいっぱいに拡大して欲しかった。

【関連作品のレビュー】
フリーランスのジタバタな舞台裏


ボールルームへようこそ<1~8巻>

2017年3月14日10:57【カテゴリ : マンガ(な行・は行)
ボールルームへようこそ(1) (月刊少年マガジンコミックス)
講談社 (2012-12-07)
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まったくの素人であった少年が社交ダンスに目覚めていく話。

社交ダンスのことを何も知らない人でも
問題なく理解できるように描かれており、
主人公が熱意と素質でのし上がっていく様子を楽しめる。
感情移入しやすい登場人物とテンポのいいストーリーで
どんどん読み進めてしまう勢いがある。

未経験の主人公が唐突に目覚めていくというよくある筋書きだが、
」や「はじめの一歩」と同じような興奮が味わえる作品。


ニトロちゃん ~みんなと違う、発達障害の私~

2017年3月2日10:05【カテゴリ : マンガ(な行・は行)

発達障害に悩まされた作者が
小中学生のときに体験した出来事を描いたマンガ。

アスペルガー症候群と学習障害とADHDの子供が
日々の生活でどう感じ、どう行動するかが細かく描かれており、
他人と違った反応・感情によって
社会生活に不都合が生まれる様子がよくわかる。

発達障害がどういうものなのかを
追体験して理解する意味では非常に適した本だが、
「どう対応すればいいのか」という答えは載っていないため、
読んでいるとひたすら心苦しくなっていく。
特に先生から虐待を受ける場面は見ていて辛かった。


パリが呼んでいる

2017年2月27日10:28【カテゴリ : マンガ(な行・は行)
パリが呼んでいる
パリが呼んでいる
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飛鳥新社 (2015-08-14)

かかってこいパリ」に続くシリーズ第3弾で、
パリに住んでいる作者の生の声を描いたコミックエッセイ。

タイトルは変わったが、
中身はただの3巻目というほど印象で、
これまでの内容が好きな人なら同様に楽しめるだろう。
また、国際ブックフェアへの招待やテレビ出演など
一般の人には縁遠い経験に関しても興味深かった。

1巻目ほどのインパクトはないものの、
日本文化との違いやフランス人独特の反応が楽しめる。

【関連作品のレビュー】
パリ愛してるぜ~
かかってこいパリ
モンプチ 嫁はフランス人