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キャビン

2017年6月24日10:54【カテゴリ : DVD(か・き)
キャビン スペシャル・プライス [Blu-ray]
Happinet(SB)(D) (2015-06-02)
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山奥の小屋に出向いた5人の若者が
ある策略によってさまざまな恐怖体験をする話。

キャラクターもストーリーもありきたりで古典的だが、
それが絶妙なパロディになっているところが斬新。
黒幕側の語りが長すぎるのと、
意味ありげに見えて何もない石版は余計だった気もするが、
終盤のエレベーターシーンはものすごい贅沢さで圧巻。

ホラー映画の有名どころを知っている人ほど面白い造りになっており、
ストーリーの妙やどんでん返しを期待するのではなく、
パロディだと割り切ってしまった方が楽しめる作品。


架空OL日記<全10話>

2017年6月18日10:31【カテゴリ : DVD(か・き)
架空OL日記 DVD-BOX
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ポニーキャニオン (2017-10-18)
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女装したバカリズムを交えて
OL同士の何気ない会話を描いたドラマ。

職場や仕事帰りのOLたちの会話ばかりで構成されるが、
その会話の内容がやたらリアルで面白い。
世間のOLたちが日々どんなことを考えているのかが伝わってくるし、
お互いの言動へのツッコミが楽しい。

登場人物もそれぞれキャラクターが立っていて
原作を務めるバカリズムの観察眼には感心するばかり。
男女問わず楽しめる秀逸なコメディ。


ガメラ 大怪獣空中決戦

2017年6月12日10:56【カテゴリ : DVD(か・き)
ガメラ 大怪獣空中決戦 [Blu-ray]
角川エンタテインメント (2009-08-28)
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鳥型の怪獣ギャオスと亀型の怪獣ガメラに
混乱する人々の様子を描いた作品。
平成ガメラシリーズの第1作となる。

自衛隊関連の描写はリアルでよかったが、
パニック映画としては王道的な展開と見せ方で
「ゴジラ」シリーズなどと比べても特別新しい面白みはなかった。
急にアップになるカメラワークがイマイチに感じる場面もあり、
怪獣映画としても全体的に平凡な印象だった。


紙の月<テレビドラマ版・全5話>

2017年5月22日10:49【カテゴリ : DVD(か・き)
紙の月 [DVD]
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NHKエンタープライズ (2014-10-24)
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大人しく気弱な銀行員の女性が、
徐々に悪事に身を染めていった経緯を描いた話。

先に映画版を観たが、ドラマ版に関しては
横領に手を染め、それが発覚することが
冒頭から明かされている点が非常に残念。
自己主張の薄い主人公がふとしたきっかけで
悪事を大胆に働いていくところが見せ場なのに、
観ている側を序盤から身構えさせてしまう構成はもったいない。

頻繁に友人側の描写があるのは余計に感じるし、
時系列を入れ替える必要性も感じない。
全体的にテンポが悪すぎて中だるみが激しいし、
主人公を擁護する空気が強すぎて生ぬるい。

映画版と比べ、毒気がなさすぎて
緊迫感もカタルシスも感じない駄作。残念。

【関連作品のレビュー】
紙の月(劇場版)


カルテット<全10話>

2017年5月12日10:44【カテゴリ : DVD(か・き)
カルテット Blu-ray BOX
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弦楽器の演奏者である男女4人が
山小屋で生活しながらさまざまな思惑を交錯させる話。

シリアスな内容かと思いきやコメディ要素があったり、
恋愛ものかと思いきや隠された背景があったりと、
一言でどんな話か説明しにくい作品。
しかし不思議と夢中になる魅力があり、
何が起こるのかわからない怖さと
4人の楽しそうなやり取りがたまらない。

登場人物のキャスティングがうまく、
クセのあるキャラクターが活き活きとしている。
めちゃくちゃにカッコいいエンディングテーマも含めてオススメ。


銀と金<全12話>

2017年4月30日10:55【カテゴリ : DVD(か・き)
銀と金 Blu-ray BOX
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うだつの上がらなかった若者が裏社会の大物に誘われ、
大金を手に入れるために人生を賭けていく話。

カイジ」で有名な作者による同名のマンガを実写化したものだが、
1話30分という短さ、1エピソード3話で完結するスピード感が
原作の興奮をそのまま再現してくれる。

株の仕手戦を軸とした心理戦を扱った最初の3話は
原作同様にとっつきが悪く、盛り上がりに欠けるが、
その後の画商を陥れるエピソード以降は俄然面白くなる。

騙し合いの緊張感と相手を術中にはめていく痛快さがあり、
原作ファンにとっても非常に満足できる実写化。

【関連作品のレビュー】
銀と金(マンガ)


葛城事件

2017年3月29日10:18【カテゴリ : DVD(か・き)
葛城事件 [Blu-ray]
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粗暴で横柄な父親に支配された家族が
そのストレスに耐えきれなくなる様子を描いた話。

附属池田小事件をベースにした作品とは言われるものの、
事件の概要や登場人物など異なる部分も多く、
あくまで架空のストーリーとして考えた方が良い。

殺傷事件を起こした犯人ではなく
その父親に焦点を当てた作風は斬新だが、
全編にわたってその嫌な言動を見続けないといけないのが辛い。
主人公の家族と同様、ずっと嫌悪感を感じるばかりで
その我慢に見合う衝撃や面白みがなかった。

また、やたらとセリフが聞き取りにくい場面があり、
単に映画を観るという部分にもストレスを感じた。

ネガティブな筋書きをウリにした作品は嫌いではないが、
憂鬱になるだけでなく、観ていて興奮できる要素が欲しかった。


岸和田少年愚連隊 BOYS BE AMBITIOUS

2017年3月7日10:52【カテゴリ : DVD(か・き)
岸和田少年愚連隊 [DVD]
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松竹ホームビデオ (2000-11-01)
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大阪の下町を舞台に、ケンカに明け暮れる少年たちを描いた話。

ナインティナインの2人をはじめ、
今となってはかなりの人気を誇る芸人たちが何人も登場するが、
ストーリーとしてはひたすらケンカばかりで中身のない映画。

主人公たちのふざけた軽口がクスリと笑えることはあっても
ケンカの仕返しにケンカしにいく、という流れを繰り返すだけなので
すぐに退屈し、「結局なんの話なんだ」と言いたくなる。

大阪のキャラクターを味わうだけの吉本芸人のファン向け映画。


紙の月<劇場版>

2017年2月14日10:55【カテゴリ : DVD(か・き)
紙の月 Blu-ray スタンダード・エディション
ポニーキャニオン (2015-05-20)
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大人しく気弱な銀行員の女性が、
あるきっかけから徐々に悪事に身を染めていく話。

辛気臭く不幸な雰囲気を漂わせる主人公にげんなりしながら観ていたが、
途中から急に緊迫感のある展開になっていき、非常に楽しめた。
最初はイマイチかと思ったキャスティングだったが、
話が進むにつれて、これがベストだと確信できていく。

地味だった主人公が少しずつ大胆になっていく様子や、
謙虚で優しかった青年が態度を変えていく様子がたまらない。
状況がどんどん危うくなる姿から目が離せなくなる。

タガが外れた人間が無秩序に突っ走っていく怖さを体感できる良作。

【関連作品のレビュー】
紙の月(テレビドラマ版)


君の名は。

2016年12月4日10:18【カテゴリ : DVD(か・き)
「君の名は。」Blu-rayスタンダード・エディション
東宝 (2017-07-26)
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東京に住む高校生と田舎町に暮らす女子高生の中身が
定期的に入れ替わってしまう話。

序盤から一気に引き込まれるテンポの良さがあり、
中身が入れ替わった主人公たちの戸惑い方が楽しい。
入れ替わりっぱなしではなく定期的に元の身体に戻るところがポイントで
そこからふたりのコミュニケーションが生まれるのが面白い。

絵と動きは抜群に美しく、俳優たちが担当する声優も非常にうまい。
ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所
秒速5センチメートル」「星を追う子ども」「言の葉の庭」と
これまでの新海誠作品はすべて観てきたが、
そのどれもが暗いキャラクターと独りよがりな雰囲気で好きになれなかった。

しかし本作に関しては、明るく生き生きとした登場人物を見る楽しさと
シリアスな状況をどう乗り越えるかという緊迫感のバランスがよく、
時系列を意識した見事な構成と
伏線をうまく活かしたストーリーも相まって、完成度が非常に高い。

これまでの新海誠作品を受け付けなかった人も含めて
誰もが楽しめるエンターテイメントに仕上がった1作。オススメ。