33時間のプレイでなんとかクリア。
最終的なパーティは
バトルマスター レベル41、
パラディン レベル38、
魔法使い レベル38、
僧侶 レベル40。
クエストと錬金はほとんどプレイせず、ひたすらストーリーを進めたが、
全員がレベル35前後で到着したラスボスで非常に苦労したため、
パラディンの「博愛」スキルを100まで稼ぎつつ、
多少の経験値上げを挟んでクリア。
クエストや錬金で回り道をした人は
「ボスは楽勝だったし、ヌルかった」という感想を持つようだが、
個人的にはゲーム時間を割きにくい社会人にとっては
このぐらいでちょうどいいと呼べる敵の強さだったし、
それなりに全滅する機会もあった。
全体のプレイ感と、クエストや転職に関する感想はすでに書いたが、
最後までクリアした上で振り返ってみても
ネット上で流れている悪評ほどの問題点は感じず、
まあ、ギャル妖精は未だに好きになれないけど
特にそれ以外はドラクエを買う人が求めているドラクエっぽい雰囲気が
ちゃんと感じられるデキ。
ストーリーにはイマイチ引きがなく、大好きなドラクエ4や5と比べると
ストーリー上の「ぐっとくる」場面がなかった。
普通のイベントとストーリー展開ばかりで
「ここはがんばらなければ!」という意欲を高めてくれるほどの盛り上がりはない。
あくまで今、育てているキャラクターで
次のダンジョンとボスを突破できるかを試す障害のひとつでしかない。
とりあえず転職と装備とキャラ育成の自由度が高いので
ストーリーはあくまで進行具合を表す区切り程度の存在だった。
一番苦痛だったのはバトルマスターへの転職だけど
それさえ乗り越えればとにかくドラクエっぽい普通のドラクエ。
ダンジョンでは常にそのフロアのマップが上画面に表示されているため
ほとんど迷ったり同じ道を通ってしまうことはなくスイスイと奥までたどり着ける。
このあたりは賛否両論ありそうだが、
敵の姿もシンボルで表示されているわけだし、
敵とこまめに戦いながらダンジョンの隅々まで探索するか、
真っ先にゴールを目指すかを選べるという意味ではアリ。
一番面倒だったのは、ひとつの事件を解決して次の町に行くまでの移動。
全体マップは表示されているものの、
「次の行き先は西」という程度のボンヤリした情報しかなく、
西と呼べそうなエリアや通り道がいろいろあって
結局は町やダンジョンを発見するまでしらみつぶしにフィールドを歩いた。
今までのドラクエなら町で話題に挙がる「北の洞窟」みたいなものは
町を出ればすでに見えている程度の距離にあったが、
今作ではとりあえず北のエリアに行けそうな道に進んでみて
マップが切り替わったら、全体マップからダンジョンがありそうなところを推測して
とりあえずそこまで敵を倒しながら行ってみる、ということになる。
そのため、本当にこの方角やエリアで正しいのか、
うっかり別のイベントに関係する町やダンジョンに
来てしまったのではないかという不安を感じることが多かった。
その割に当初から未探索地域も含めての世界地図が表示されるので
あとどれぐらい行っていない世界が広がっているのだろう、という夢が
まったく抱けないのはそれはそれで残念。
Yボタンを押せば今、関わっているイベントのあらすじと
ぼんやりとした次の行き先が表示されるのは便利だった。
発売前に騒がれたセーブデータが1つしかない、というのは事実には違いないし、
もう一度プレイするなら1回目に育て上げたデータは消さないといけないが、
特にそれほど問題は感じない。
まあ、セーブデータが複数持てるに越したことはないだろうが、
ひとつしかセーブできないゲームはRPG以外も含めて珍しくはない。
多少、違和感があったのはキャラクターのレベルに合わせて
経験値の分配される割合が異なること。
これまでなら4人パーティで倒した敵は4等分でキャラクターに配分されたため、
仮に転職によってレベル1になったキャラクターが混ざっていれば
残りの3キャラで強い敵を倒したときに大きなレベルアップができたが、
今作ではそこまでレベルを引き上げる行為はできない。
おそらくマルチプレイをした際に、別のプレイヤーに連れられて
簡単にレベルを向上させる行為を防ぐためだとは思うが、
転職しながらキャラを育成する際にはこの仕様はなんとなく不便だった。
さらに今作の転職では別の職業で覚えた呪文や装備できた品は
転職すると使えなくなるため、引き継がれるのはあくまで
スキルポイントの割り振りによって覚えた「特技」と
「常時○○+20」というステータスアップの項目だけだ。
そのため転職を繰り返して
魔法も回復もできる強い戦士、みたいなキャラクターは作成できず、
パーティの回復役としてはあくまで僧侶(または賢者)を
職業とするキャラクターを入れておく必要がある。
なんでもできるキャラクターが4人いると個性がなくなるのは事実だが、
覚えた魔法が引き継げないのは残念だった。
そういう仕様なので、転職によってキャラクターを強くするには
レベルアップごとに手に入るスキルポイントを稼ぐしかない。
スキルポイントは割り振らずに残しておくこともできるが、
各職業で一旦上がったレベルは保持されるので
たくさんのスキルポイントを稼ぐためには
興味のない職業にも転職し、レベルを15程度まで上げて
スキルポイントを貯めるという行為を繰り返す必要がある。
何度も言うが、その間に覚えた魔法や上がったステータスは無意味なので
あくまで目的はスキルポイント一本になり、
この作業をしているときの楽しさはかなり少ない。
特にレベルアップしてもスキルポイントが手に入らない場合があるので
まったく嬉しくないレベルアップが、より作業感を強くさせてしまう。
意外にも不便なのが、「ザオリク」の魔法は転職条件が面倒な上に
クリア直前にならないと転職できるようにならない賢者が
レベル45というかなり強い状態にならないと使えず、
僧侶は一定の確率で失敗する「ザオラル」しか唱えられない点。
賢者がいないパーティの場合、戦闘中にうっかり誰かが死ぬと
その復活にかなり苦労する可能性が出てくるし、
転職の際に魔法が引き継げない関係で
僧侶自身が死んだ場合に復活させられる手段がほとんどなくなる。
可もなく不可もないドラクエ、と言えばそれまでだが、
前作のドラクエから長期間空いたため、過大な期待を抱いていたファンには
それに耐えうるだけの魅力が感じられなかったかもしれない。
個人的にはDSというハードはドラクエのようなレトロRPGにピッタリだと思う。
美麗なビジュアルシーンを期待する作品ではないし、
長時間ダラダラとプレイするには最適な選択だろう。
パーティが4人になったあたりからは育成計画に悩みつつ、
ついついプレイを続けてしまったことは事実だし、
世間でもすでに何十時間もプレイしているプレイヤーがいることから
やはりそれだけの大作シリーズであることは間違いない。
【参考になった攻略サイト】
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ドラゴンクエスト9 星空の守り人
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