Wii カテゴリの記事:

NEW スーパーマリオブラザーズ Wii


ワールド8までクリアしてエンディングまで到達。
スターコインもすべて回収。

タイトル通り、「スーパーマリオブラザーズ」シリーズの新編。
今遊んでも面白い一作目をベースに、Wiiの特徴を活かしつつ、
多人数でワイワイとプレイできる工夫が満載されている。

Wiiリモコンを横持ちにし、十字ボタンと1・2ボタンで操作するが、
要所要所にリモコンの振りや傾きを利用した操作・ギミックもある。
Wiiリモコンを振るとスピンジャンプになるのは
ジャンプが暴発する事故につながるのでやめて欲しかった。

難易度はやや高く感じ、初代マリオの4-1以降ぐらいの印象。
落下死やスリップ、圧死などタイミング命の一撃死も多いので
シリーズ初めての人はそれなりの覚悟が必要だろう。

構成は「スーパーマリオワールド」と同様、
複数のルートを選びつつ、好みのステージに入って進む形。
手に入れたアイテムを使えば
ステージ開始時にパワーアップした状態で始められるし、
1UPする機会も多めになっている。

ひとりでプレイする分にはもちろん、
いつでもプレイ人数を増減できるのは素晴らしい。

複数でプレイすれば片方が死んでもそのままの場所で復帰できるのは便利だが、
お互いのキャラクターが衝突するので、狭い足場や敵を避けるところでは
タイミングを合わせないと邪魔してしまうことにもなる。
ひとりだとスムーズに行ける場所でも、思わず相方を踏んでしまったり
取りたかったパワーアップアイテムを横取りされたりと
思わずケンカに発展しそうな状況も生まれて楽しい。

とにかく接待ソフトとしては超安定。
もう少し簡単でもよかった気がするが、すぐに盛り上がり、
長い寿命で楽しめるという点では最強だろう。

【同シリーズのレビュー】
スーパーマリオブラザーズ

【参考になった攻略サイト】
スターコイン攻略日記:NewスーパーマリオブラザーズWii


ラビッツ・ゴー・ホーム


冒頭からアクの強いキャラクターとノリで
海外のカートゥーンの雰囲気丸出し。
派手な動きと効果音が絶妙にシンクロしてて見事。
このセンスは素晴らしく、全編に渡って弾けまくりの印象。

ゲームとしてはスーパーの買い物カートをひたすら押して
フィールドに落ちている品物をどんどん回収していくだけ。
塊魂のようなゲーム性に近いが、
徐々に取り込める上限が広がったりするわけではなく、
回収できるものはいつ触れても回収できるというシンプルさ。

触れてはいけない障害や、Wiiリモコンを振って
衝撃を与えないといけないオブジェクトなどはあるが
基本的にはフィールド内を順路に従って走りまくれば良い。

ヌンチャクコントローラー必須だが難易度は全体的に低めで、
あくまで雰囲気とノリを楽しめるかどうか。
ミニゲーム的と言われれば否定できない底の浅さ。でも嫌いじゃない。


ディシプリン*帝国の誕生<Wiiウェア>

製品情報:
http://www.mmv.co.jp/special/game/wiiware/discipline/

変なゲーム、気持ちの悪い作品として評判になっていた作品。
なんとかクリア。

「アクアノートの休日」「太陽のしっぽ」「巨人のドシン」などの
かなり個性的なゲームを送り出してきた飯田和敏が手掛けた作品。

「ディシプリン」と呼ばれる収容所の中で、同じ房に入っている囚人の欲求を満たし、
全部で11人(+1人)を解放すればエンディングとなる。

グラフィックは独特で、鉛筆で描いたようなタッチで紙製のような人物表現と
立体的なモデルの背景で構成される。
関節ごとに滑らかに動くキャラクターと独特の雰囲気は強烈。
オープニングの手紙の文章からその世界観にグイグイと引き込まれるのは見事。

内容としては同じ部屋の囚人を解放していくのが目的で、
囚人たちは食事や排泄、睡眠などの欲求メーターを持ち、
それが最大まで溜まるとペナルティが1つ付くことになる。

それを防ぐために、その欲求に合った設備を
コントローラーでため撃ちする必要があるのだが、
ためている瞬間を看守に見られてもペナルティとなる。

囚人の欲求を満たすたびに心の壁が壊れていき、
完全に壊れて心が剥き出しになった後、
何度か会話をするとハートに刺さった杭が抜けるので、
そのときに囚人自身にため撃ちすると、その人物を解放したことになる。

基本はこの流れの繰り返しだが、難易度がどんどん上昇していく。
序盤はいいのだが、新たな囚人が登場するたび、
看守の数や振り返る頻度が高くなり、相当厳しくなる。

ペナルティが3つたまると懲罰房に入れられるのだが、
そこでの罰ゲーム以上に、その1日分の日数が無駄になることが痛い。
同じ部屋の囚人が収容されている日数には限りがあるので
結果的に、解放が間に合わないまま日数が尽きてしまうのだ。
これは実質のゲームオーバーだが、このときにやや難易度が下がるので
あまりに難しい場合は何回か日数オーバーを迎えれば
なんとかエンディングまでは行けるだろう。

看守は振り向く際に警棒を振ったりするアクションを取るので
それをきっかけにため撃ちをキャンセルするとやりやすい。

この作品をゲームとして考えた場合は相当ひどいデキで、
操作性の悪さや不親切な仕様の連続で大きなストレスを感じる。
テンポも悪く、同じ演出を何度も見せられ、イライラすること必至。
後半のやたらと厳しい難易度や、ため撃ち時に囚人が邪魔で目標が狙えない仕様、
スープを混ぜる棒の反応の悪さや懲罰房のミニゲームのつまらなさなど
ゲーム性を期待しているプレイヤーにはかなり辛い思いをさせる内容になっている。

囚人だから退屈でストレスを感じて当然、と受け入れられるか
ゲームである以上、一定のプレイしやすさを求めるかによって
この作品の評価は変わるだろう。かなり人を選ぶ内容と言っていいだろう。
ゲームというよりアート作品といった印象が強く、世界観や登場人物の個性的なセリフ、
そのあたりも含めて飯田和敏という
クリエイターのセンスが好きな人にはいいかもしれない。

個人的には、あまりの辛さに4人目の囚人あたりで投げ出しそうになった。
エンディングで何か大きなストーリー展開があるかと思ったが
そこまで期待に応えるものではなかった。
辛くて辛くて、クリアしたときには「もうやらなくてすむ」という思いでいっぱいだった。


王様物語


難易度EASYにてプレイ。

ある国の王となり、国民を引き連れてマップ内を制圧していくアクション。
非常に弱い王様を主人公として操作し、国民たちを「兵士」や「農夫」など
特定のアクションができる職業に変化させ、
仲間として連れ歩きながら行動範囲を広げていくゲーム。
内容としてはピクミンをイメージするとわかりやすい。

兵士は戦いには向いているが、進行の邪魔になる障害物の撤去や
アイテムを地面から掘り出すようなことができない。
とはいえ敵も出てくるので、ある程度の戦闘要員も必要になる。
そこで限られた範囲内でどの職業をどれぐらい連れて行き、
目標に対してどの仲間を突撃させるかがポイント。

ほんわかした雰囲気があり、キャラクターや街の様子は非常にやわらかい。
ムービーシーンも絵の具か何かで描いたような独特の処理がなされ、
子供向けの絵本のような世界で話が展開される。

が、難易度という意味では厳しめに設定されており、
ほのぼのとした世界観で甘く考えていると相当痛い目を見る。
最初はNORMALで始めていたものの、いくつかの中ボスを倒したあたりで
その先の苦労が読めたため、「オニーキング」あたりでEASYに変更した。
(難易度はタイトル画面のオプションより変更可能)

街でウロウロしている国民をスカウトし、
就職用の建物に突撃させれば気軽に職業を変更できる。
フィールドを歩いているときも必要なメッセージは随時、画面下部に流れ、
ゲームのテンポを崩さずにプレイできるのは良い。
国民ごとに固有の名前も付けられていて、死んだときには「○○死亡」と表示されるのも
死に対する感情移入がしやすくて良い。

気になる点としてはカメラの向きを十字ボタンで手動操作する必要があり、
手前の背景に隠れたり、目標が見えやすくするために
割と頻繁に調節する必要があるところだ。
その操作をしているときにはAボタンが操作できなくなるし、
カメラを頻繁に回すことで方向感覚が失われやすい。

引き連れている仲間に指示を出すと一番先頭にいる者が突撃するのだが、
目的の職業の仲間でない場合、十字ボタンの上下で並び替えをする必要がある。
これがいちいち画面左下のアイコンを見て
どの職業が先頭に来たかを判断しなければならないし、
間違えて戦闘向きでない者を敵に突撃させてしまうミスも起こりやすい。

階段や橋など、横幅の狭い場所を通るときに
何人かの仲間がずり落ちてしまうと、
迎えに行かない限り、列に復帰してくれないのも面倒。
あまりに離れた場合は自動で瞬間移動してくれるだけでいいのに、
気がついたら仲間が減っていて探しにいかなければいけなかったり、
いちいち隊列や仲間の動きに気を遣わないといけないのは厳しい。

難易度が妙に高いのも気になるところで、
現状のEASYの難易度をNORMALとするか、
場合によってはHARDとするぐらいでもいいと思う。
このタイプのゲームの面白さは戦闘部分のシビアさではなく
大量の仲間を引き連れて管理する楽しさと、
徐々に行動範囲が広がっていくことの征服感だと思うからだ。

特にゲームオーバーになるとロード画面からやり直しになるため、
それを恐れて頻繁にセーブするハメになる。
セーブ自体は一瞬だが、城に戻り玉座に座り
セーブ用の配下を呼んでセーブを選ぶ、という手間が
ゲームのテンポを崩してしまっている部分がある。

内容としてなかなか面白いのは間違いない。
特にピクミンのようなタイプのゲームが好きで
チマチマと仲間を増やし、フィールドを探索していく楽しさと
しっかりした世界観が表現されているのは素晴らしい。
随所に流れるクラシック音楽も非常に合っている。

仲間の並び替え部分、カメラ部分の操作性に関しては
そこまで大きく評価を落とす要因にはならない。
難易度に関してはかなりの歯応えなので
キツそうに感じたら潔くEASYに変更しよう。


デッドスペース エクストラクション(DEAD SPACE EXTRACTION)


難易度ノーマルで全10チャプターをクリア。
日本では未発売であったが、
世界的に話題になったTPS「Dead Space」の外伝にあたる作品。
Xbox360版のDead Space本編はプレイ済み。

本編ではTPSだったが、今作はあくまでガンシューティングであり、
視点も主観となっている。
主人公グループのキャラクターを
チャプターごとにザッピングしながらストーリーが進む。
Dead Spaceの特徴的なスーツを着ている設定だが、
その姿は見えないし、背骨部分の体力ゲージは別枠で表示される。
目の前に立体表示される独特の通信画面は
単に画面上に表示されているだけとなり、
とにかく独創的だったそのセンスが一気に失われているのは残念。

ヌンチャクコントローラーが必須ではあるが、
アナログスティックは主人公の移動ではなく、銃器の選択に使う。
移動に関してはすべて自動で、プレイヤーの意思では制御できない。
一旦立ち止まったり見回したりする操作もできず、
どこに行ってどこを見るかは定められた通りに動作する。

スーツの能力であるKinesisやStasisの表現は残っており、
落ちている弾薬を引き寄せて拾ったり、襲ってくる敵を停止させたりできる。
しかし、見る方向がプレイヤーの意思で動かせないため、
アイテムの方を見た一瞬を狙ってKinesisを使う必要があり、
アイテムの回収はかなり難しい。

というのも、今作の主人公は相当にキョロキョロする性格らしく
他のゲームでは見たことないほどカメラが動きまくる。
3D酔いに弱い人は数分でダウンするレベルだろう。

射撃はWiiリモコンで画面をポイントしてBボタンで発射。
Wiiリモコンを90度ひねるとセカンダリ攻撃(副攻撃)になる。
アイコンが微妙で、セカンダリ攻撃になったかどうかの区別がしにくいのは不便。

ヘルメットか手元にライトを持っている設定らしいが、
Wiiリモコンを振って充電しないと点灯しないため、
射撃のことも考えるとひどく面倒くさい。
ライトがないならないでいいので、この仕様は余計だったと思う。

規制の厳しい印象があるWiiだが、
クリーチャーに関しては手足が失われる表現があり、
出血やグロテスクな場面も多い。

全体としてはかなりのB級臭さが漂い、
Dead Space本編を知らない人にとっては
陳腐な宇宙ものガンシューティングに思えるだろう。

4つもある難易度選択で最も低いものが「ノーマル」という部分といい、
かなりクセのある世界観といい、Wiiというハードではあるが
どう見てもファミリー層向けのゲームではない。

Dead Space本編のクオリティに惚れ込んだ人にとっては
本編最後の場所から始まるストーリーといい、
見覚えのある装備や敵といい、ニヤリとする部分は多い。
Dead Spaceファンなら買ってみてもいいだろう。
フルボイスで日本語化されているのは素晴らしく、
ドラマチックな展開もあって、それなりに楽しめるのは確か。
画質はWiiだとするとがんばっている程度なので、
次世代機レベルの見た目には期待しない方が良い。

ひとつのチャプターが結構長く、途中でやめることができないため
激しく動くカメラと相まってプレイの疲労は激しい。
常に動いているカメラのため中断しにくい仕様だが、
もう少しこまめに中断できるようにして欲しかった。

非常に残念なのはこの作品をプレイしても
Dead Space本編の魅力には気づかない点だ。
今作にどういう印象を持ったとしても
Dead Space本編は非常に素晴らしい完成度で
プレイしないのは惜しい作品だ。

【同シリーズのレビュー】
Dead Space


たべモン


全8ワールドクリア。
小さなキャラクターを操作し、たべモンと呼ばれる敵を食べて
ステージ内を一掃していくアクションゲーム。
非常にノリのいいオープニングも含め、
個性的なキャラクターの織り成す雰囲気は素晴らしい。

操作も簡単でヌンチャクのスティックを操作してキャラクターを移動し、
WiiリモコンのAボタンを押すと目の前の敵を食べる。
自分よりも大きい敵は食べることができないが、
Bボタンを押して体当たりすると、複数の小さな敵に分裂させられる(例外もあるが)。
そのため、ほとんどAボタンを押していれば問題なくクリアできる。
リモコンを上に振るとジャンプできるが、この操作は少々かったるい。

敵を食べると主人公の身体はどんどん大きくなり、
すごい勢いでレベルも上がっていく。
身体が大きくなるにつれてカメラの高さが上昇し、
相対的に敵の身体が小さく見えることになる。
今まで手出しできなかった敵をガンガン食べられるようになるのは気持ちいいが、
このあたりのゲーム性はそのまんま「塊魂」。
今まで食べた敵の種類や、ごほうびとしてキャラのアクサセリが手に入る点など
メーカーも同じということもあって、あまりにも似すぎている印象。

難易度は非常に低く、敵に攻撃されても
Wiiリモコンをしばらく振れば復活できるため、
よほど狙わない限りミスにはならない。
チュートリアルもしっかりしているし、ゲーム中も随時、適切なヒントが入るので
ステージの攻略法やボスキャラの対処法にもまず迷わない。
あくまでライトユーザー向けということだろう。

サクサクとプレイできて面白いことは面白いが、
普段ゲームをプレイしている人にとっては張り合いがない難易度なのと、
塊魂シリーズと似すぎている部分が難点。


コロリンパ2 アンソニーと金色ひまわりのタネ


難易度「ふつう」にてプレイ。
ステージ上のボールをゴールまで運ぶのが目的だが、
ボールを操作するのではなく、ステージ側を前後左右に傾けて
ボールを転がしていくという、割とよくあるタイプのゲーム。

3Dゲームが出始めたプレステ初期からあるジャンルだが、
グラフィックは非常に綺麗で、タイトルやメニュー周りもセンスがあふれる。
Wiiリモコンの特性を活かし、リモコンそのものをステージに見立てて
ステージの傾きを操作できるようになっている。

単純なゲームながらいろいろなギミックが含まれているが
チュートリアルもあるし、操作もシンプルなので説明書なしで理解できる。
チャレンジできるステージは何百も用意されている上、
転がすボール自体も転がりやすさなどの異なる複数のタイプがある。

難易度としては全体的に高く、多数用意されているステージのうち
最初の2、30で投げ出したくなった。
これはゲームが悪いわけではなく、ゲーム性が合うかどうかだ。

とにかく「イライラ棒」的なゲーム性なので
そこが許容できるかどうかが大きい。
一番多いミスはステージからの「落下」で、
そうなるとステージ最初からかチェックポイントからやり直しになる。
チェックポイントのないステージだとゴールギリギリまでたどり着いていても
また最初からやり直すハメになり、それに耐えられるかどうかが分かれ目。

ステージ上の様子を見せるには仕方がないとは思うが、
まったく傾けていない水平状態でも画面上では
ステージが手前に傾いて見えるのがやや不自然。
そのため、見た目の感覚よりも画面右側の水平器を確認する方が良い。

このジャンルのゲームとしては非常にしっかり作ってあるし、
個性的なギミックと多数のステージは遊び応え十分だが、合うか合わないかが大きい。
ほぼ想像通りの操作感覚とゲーム性なので、楽しめそうならばオススメ。


Wii Sports Resort


大ヒットしたWii Sportsの続編として登場したソフトだが、
Wiiコントローラーのヌンチャク接続端子に取り付ける
「Wiiモーションプラス」という新アイテムによって
リモコンの動作を感知する精度が飛躍的に向上している。

本作にはWiiモーションプラスが1つ付属しており、
それを取り付けたサイズに合わせたリモコンカバーも付いてくる。
ヌンチャクを使用するときもWiiモーションプラスに
さらにヌンチャク用の接続端子があるので問題ない。

さて、ゲームとしては12種類あり、最初からすべてが解放されているが
各ゲーム内での次のステージや上級レベルなどは封印されていて
ゲームを一回程度プレイすると解除されるようになっている。

リゾートの名の通り、観光地となる島の中で
さまざまなスポーツを楽しむという設定だが、
太陽、空、海は非常に美しく、まさにリゾートといった感じ。
特にウェイクボードやカヌーは間近に水面を見る種目なだけあって
水の表現の美しさには感激する。

だが、ゲームとして見ると単純なものが多く、
プレイすることで徐々に難易度が上がっても
それほどやり込むタイプではなかったりする。
特に「ゴルフ」「ボウリング」「ピンポン(≒テニス)」などは
Wiiモーションプラスによって大きく精度が向上してるとしても
結局はWii Sportsと同じプレイ内容なのが非常に残念。

新鮮な楽しみを感じられる種目を挙げるならば
「アーチェリー」はやたらよくできていて面白く、
弓を引き絞る感覚と、距離と風による上下左右のズレを
先読みして矢を放つ見極めが素晴らしい。
「チャンバラ」も非常に気持ちよく
刀が通った軌跡通りに真っ二つになるのが楽しい。
防御と攻撃のタイミングを計りながら突撃する「組み手」が燃える。
この2つが本作の中でもトップのデキだろう。

他にも「フリスビー」や「バスケットボール」は上達していく余地があり、
前作にはないプレイ感覚を味わえる。

Wiiモーションプラス付きで4000円程度なら、
とりあえず1本買っておいて間違いはないだろう。
家族や友人とワイワイ楽しむのは最適の接待ソフトでもある。

Wiiモーションプラスがもうひとつあれば2人同時にプレイが楽しめるが、
現状では1人ずつ交互に遊べるものが非常に多く、
対応ソフトもない状態なので、とりあえず追加で買う必要は少ない。

【同シリーズのレビュー】
Wii Sports


朧村正(おぼろむらまさ)


剣で多数の敵を倒しながら進めていく横スクロールアクション。

最近では珍しい2Dアクションだが、
そのクオリティと動かし方、カメラワークは群を抜いており、
一度は見ておくべき美しさ。
キャラクターの部位が個別に動くところや、
何重にも重なった背景、一斉に別々の揺れ方をするススキの穂など
とにかく全編に美的センスを感じるグラフィック。

横スクロールで進んでいくステージでも
地面が湾曲するように表現していたり
すさまじい奥行きと立体感を感じる表現がある。

脚本や音楽もよく、全体として「和風」の美しさにあふれ、
「無双」モードであればボタンを連打しているだけで
次々と敵をカッコよく斬っていく快感に浸れる。

方向スティックとボタンの組み合わせだけなのに
かなり多数のアクションが再現できており、
「修羅」モードであれば相手の動きに合わせて
これを逐一、判断して繰り出さなければ倒せないという玄人仕様の面もある。

惜しい部分としては戦闘が終わるたびに結果表示がされて
目的地へと向かうテンポをいちいち崩す部分と、
一度行った場所であっても次の目的地まで
毎回、複数の画面を渡ってたどり着かねばならず
そのたびに登場するザコ敵と戦うのが次第に面倒になること。

未知の場所へ進んでいくというよりも、
一度通った道を戻って反対側に行ったり、
少し戻って別の分岐から進みなおしたりといった
「かったるい移動」が少々気になる。

今まで通った画面にいつでも寄り道できるのはいいのだが、
マップ表示が目的地までの全経路を見渡せないので
まっすぐ目的地に向かっているつもりが
うっかりして行く必要のない寄り道をしていた、ということがある。

とはいえ、ビジュアル面の圧倒的な迫力が素晴らしく、
誰でも手軽にその世界の中で圧倒的な剣技が味わえるのは貴重だ。


はじめの一歩 レボリューション


Wiiリモコンとヌンチャクでプレイできるボクシングもの。
スイングモード2にてプレイ。

Wii Sportsのボクシングと似た操作だが、
あれよりももう少し複雑な操作と難易度を高くしたような内容。
原作モードなら、マンガと同じ流れで
一歩や、主要キャラを操作してライバルを倒していく。

スイングモード2の操作はリモコンやヌンチャクを振ってパンチを出し、
ヌンチャクのスティックにて移動を行う操作。
両手のボタンを押してガードするが、相手のフックには効果がないため、
ボタンを押しながらスティックを操作してスウェーやダッキングもできる。

ただガムシャラにパンチを繰り出しても効果は薄く、
基本的には相手のパンチをガードしたり避けたりした上で
こちらのパンチを効果的に入れていくことが基本。
うまくパンチが入ったときのエフェクトはアニメと同じで
なかなか迫力があって気持ちいい。

うまくパンチが入るとテンションが上がり、
スペシャルムーブと呼ばれる必殺技を出すことができる。
スペシャルムーブには原作と同じくデンプシーロールや
ガゼルパンチなどが入っており、出すための操作はポーズ中に確認可能。

いくら必殺技といってもただ出せばいいだけでなく、
やはり相手のガードや距離を見切って
当たると思われるタイミングで繰り出す必要がある。
このあたりの駆け引きはなかなか面白く、
直感的な操作性のままボクシングらしさを出している。

ダウンから立ち上がった瞬間に敵に背を向けているところから始まり、
一旦、振り返らないと相手の方に向かないところは不便。
さらにスペシャルムーブに関わるテンションの上下を、
何種類かの画像が差し替わる顔部分で判断しないといけないため、
テンションが最高になったかどうかがわかりにくい。

原作マンガのタッチを再現しようとしている3Dモデルも
人物や見る角度によってはまったく似ておらず、
名前表示を見ないと誰かわからない場合があって残念。

ノーマルの難易度は結構な歯応えがあり、
原作さながらの熱戦を乗り越えないと勝利を出にできない。
全体のボリュームもあるため、ノーマルでクリアを目指すなら
かなり遊びごたえがあるだろう。

Wii Sportsのボクシングが物足りなくなったらオススメ。