BULLY(ブリー)
2009年1月5日12:23 【カテゴリ : Xbox360】
ストーリークリア(チャプター6)、全ミッションクリア。
「GTA」シリーズを開発した会社が作った
学園が舞台の箱庭アクションゲーム。
残虐表現や犯罪ミッションが特徴のGTAと違って
出血エフェクトはなく、ケガをするような描写もない。
ミッションもイタズラレベルに抑えてある。
が、これはこれで良くできていて、
GTAシリーズよりも好きだ、という人がいるのも十分わかる。
難易度は低めに設定されており、
破壊行為や戦闘も成功させやすいし、レースもそれほど苦労はしない。
ミッションに失敗してもすぐに再挑戦できる。
実際にプレイしてみると、この低めの難易度が非常に心地よく、
正しい判断だったことが体感できる。
GTAでいう「警察」の代わりに風紀委員がウロウロしているが、
レーダーに視野範囲も表示される上、
見つかっても逃げ切るのがそれほど難しくない。
仮に捕まってしまったとしても所持金はそのままだし、
没収される装備もほとんど自室で無料調達できる。
やるべき内容は結局のところ、
お使いミッションかミニゲームかレースか戦闘、のどれかでしかない。
今作を楽しむポイントのひとつは小中学生の頃の
ワクワク感と冒険心を思い返すところなのだと思う。
悪ぶってイキがったり、ケンカしたりイタズラしたり。
背伸びして恋愛の真似事をしたり、自転車で走り回ったり。
今思えば「若気の至り」の一言で済んでしまうことを
ゲームで再体験でき、どこか懐かしい感じが味わえる。
全力で自転車を漕いでいるだけで気持ちいいのは素晴らしい。
全寮制で悪ガキばかりという設定も活きていて
GTAと同じくキャラクターの立った登場人物が
ストーリーにどんどん絡んできて、
その展開見たさにもプレイしてしまう。
単純なゲームなのに妙な中毒性があるのも同様。
メインミッションも常に2、3個選択できる状態が保たれ、
それ以外にサブミッションも発生する。
Xbox360の実績に関わるプレイや単純に箱庭生活を楽しむプレイなど
それぞれの楽しみ方を許容する自由度があり、
シビア過ぎないゲームバランスで肩の力を抜いてプレイできる。
マップも広すぎず狭すぎずというバランスで
ストーリー進行に合わせてスムーズに行動範囲が広がっていくため、
本当に無理なく街の配置を理解していける。
各地にあるスクールバスに乗れば
街から学校へコストなしで戻れるのも非常に便利。
ミニゲームのひとつひとつもなかなか良くできているし、
主人公を縛る存在である授業に関しても
クリアすることでミッションを進めやすくなる特典が手に入るので
それを目当てにプレイする意欲が出る。
計5回成功して単位を取得した授業は
欠席しても罪にならず、邪魔にならない。
最初はGTAシリーズに比べてパンチがなさすぎて
面白くないんじゃないかと不安であったが、
絶妙なバランスと完成度の高いゲームデザインによって
プレイしてもほとんどストレスを感じない
気持ちのいい時間を過ごせるのが素晴らしい。
ただし、GTAシリーズに対して、リアリティや
銃や犯罪による残虐表現を求めている人は
今作のようなヌルくて下品な世界観は合わないかもしれない。
一部マイナス点としては
パチンコや卵など、銃やグレネードの代わりになる武器を
照準で狙う状態にするのに
Lトリガーを併用する一般的なスタイルではなく
十字ボタンの上で切り替える操作なのは非常にやりづらく
左の親指をいちいちスティックから離す不便さがあった。
また、所持アイテムを選択するために
LB・RBボタンでグルグル回して選ぶ操作は
武器もスケボーもカメラも全部混在しているので
目的の物を選ぶのに時間がかかって不便だった。
キーコンフィグができない仕様だからこそ、
もっと直感的に操作できるキー配置にして欲しかった。
左右のスティックを同時に操作したとき、
どうにも他のゲームと違った挙動になるので
うまく思い通りの方向に進むことができなくなる。
遊園地内でのゴーカートレースも
敵車の嫌らしいぶつけ方には辟易させられた。
このゲームで唯一イライラした瞬間だった。
とはいえ、残虐表現とリアリティをバッサリと切り捨て、
純粋に箱庭での生活の楽しさを選んだのは大英断だった。
さまざまなミッションをクリアしていくたび、
少しずつ箱庭生活が快適になっていく爽快感は見事。
GTAシリーズとあまりに違う世界観のために躊躇している人は
箱庭ゲーム本来の楽しさを味わうためにも一度プレイしてみて欲しい。
【参考になった攻略サイト】
http://www12.atwiki.jp/xbox360score/pages/489.html
http://www37.atwiki.jp/bullyse/pages/1.html
