オススメ作品:

人を動かす

2017年6月21日10:18【カテゴリ : 書籍(は~わ行)
人を動かす 文庫版
人を動かす 文庫版
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創元社 (2016-01-26)
売り上げランキング: 517

他人を味方につけ、自分の目的を達成するには
どう接するべきかをさまざまな事例とともに紹介したもの。
1937年に発売された古い本だが、
ビジネス書の原点としても非常に有名。

人の感情や特性をうまく利用したテクニックばかりで、
無理強いや衝突をせず、良好な人間関係を形成しつつ
他人に目的の行動をさせられる接し方が詰まっている。

紹介されている事例も納得できるものばかりだし、
後味がいいので読んでいて気持ちがいい。
相手に期待通りの行動をさせるということだけでなく、
人として模範的な接し方も学ぶことができる。

どういう立場にいる人でも役に立つ意識と考え方で、
周囲の支持を獲得し、協力関係を広げるための極意が詰まった1冊。


超 暇つぶし図鑑

2017年6月11日10:53【カテゴリ : 書籍(さ~な行)
超 暇つぶし図鑑
超 暇つぶし図鑑
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ARuFa
宝島社
売り上げランキング: 976

人気ブロガーのARuFa氏
ふと思いついたくだらないネタを
本当に実現しようとする体当たり企画の本。

「部屋を森にすると、室内で森林浴ができる」や
「老若男女で並ぶと、特殊能力者の集団っぽくなる」など、
言われてみれば「なるほど」と思うものの
それをやるためには手間もコストもかかるアイデアを
次々と実現してしまう行動力が素晴らしい。

ネット上の記事では製作過程や細かい工程も紹介されているが、
本書ではネタの発端と結末に絞っており、
かなり大変だったであろう内容でも
わずか2ページで紹介していたりと贅沢感がスゴい。

1冊にかなりのネタが収録されていて、
斬新な着眼点と予想外の結果が次々と楽しめる良書。


星を継ぐもの

2017年6月3日10:55【カテゴリ : 書籍(は~わ行)
星を継ぐもの (創元SF文庫)
東京創元社 (2014-12-12)
売り上げランキング: 151

月面で発見された5万年前の遺体をもとに、
過去に起きた壮大な出来事を推測していく話。

SF小説で屈指の名作に挙げられる作品だが、
序盤は意味のわからない描写がひたすら続いて混乱した。
あまりのとっつきの悪さに投げ出しかけたが、
遺体が見つかったあたりから俄然面白くなる。

読む進むうちに人物名やカタカナ言葉はさほど重要ではなく、
会話の内容を追っていくだけでいいことに気づいた。
実は本当に意味のある登場人物はわずか2、3人で
あとはその場その場で消費されるだけの脇役なのだ。

あらゆる分野の専門知識を集結し、
与えられた情報をもとに鋭く推測していく快感が素晴らしく、
次々と発覚する新しい情報に
どういう真相に行き着くのかという好奇心が刺激される。
バラバラでうまく噛み合わなかった断片情報が
終盤で一気につながっていく気持ちよさがある。

SFの地盤となる最低限の科学知識は必要だが、
散らばった伏線が収束していく作品が好きな人にオススメ。


日本人の英語勉強法 在日39年、7000人の日本人を教えてわかったこと

2017年3月28日10:51【カテゴリ : 書籍(さ~な行), 英語学習

「英語が苦手」「英語を身につけるべき」という日本人の意識を
たくさんの日本人と接した外国人の目から分析したもの。
洋書を翻訳したものではなく、
日本語に長けた外国人が直接、日本人へ向けて書いた本。

「英語圏に留学すれば英語がペラペラになる」
「英語はネイティブに習わないと意味がない」
「40代からでは英語の習得は難しい」など
日本人に浸透してしまっているさまざまな俗説に関して、
語学学習の側面や日本人の特徴を踏まえて実際のところを解説する。

俗説がなぜ真相と食い違うかを理由付きで明確に説明しており、
簡潔でありながらも鋭い指摘がわかりやすい。
なんとなくの感覚で遠回りしていた人も
どういう勉強の仕方をすべきかがハッキリする1冊。


広告コピーってこう書くんだ!読本

2017年3月8日10:55【カテゴリ : 書籍(あ・か行)
広告コピーってこう書くんだ!読本
宣伝会議 (2015-10-04)
売り上げランキング: 1,208

言葉だけで人を魅了するコピー作りにおいて
どういったところに注意するかを解説したもの。

ポスターやCMで登場する短いフレーズを見ると
素人でもごく簡単に書けそうな気がしてしまうが、
実はさまざまなポイントがあり、
ふとしたことでイマイチな仕上がりになってしまうことがよくわかる。

短いチャプターに区切られていて
エッセイのような感覚で読むことができ、
専門知識がなくてもすいすいと内容が入ってくる。
広告関係の仕事を目指していない人でも
文章に興味のある人なら必読の1冊。


コミュ障は治らなくても大丈夫

2017年1月29日10:19【カテゴリ : マンガ(あ行・か行)

人との対話で多くの失敗をしてきたアナウンサーが
自身の経験をもとにコツや考え方をアドバイスしたもの。

この本で言う「コミュ障=コミュニケーション障害」は
実際の病気ではないものの、周囲との会話がうまくできない人を指すが、
どういう返答をすべきかわからない、
会話が続かない、周囲に変な目で見られるなど、
同じような悩みに共感できる人は多いだろう。

前半は会話が苦手な人がやりがちな失敗の数々が描かれており、
感情移入するとたまらなくなる状況だが、
なぜ周囲から浮いてしまうのかを客観的に観察できる。

絵のタッチはあまり好きになれないし、
マンガとしても読みづらい部分はあるが、
コツやポイントを簡潔に押さえた内容は非常に有益。


ザ・ゴール<コミック版>

2017年1月19日10:09【カテゴリ : マンガ(さ行・た行)
ザ・ゴール コミック版
ダイヤモンド社 (2014-12-15)
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業務の効率を上げるために
どういった分析と改善が必要なのかをマンガで描いたもの。

生産工場を舞台に、経営的に安定するための改善に取り組むが、
読者が考える意見を代弁してくれる主人公が
新たな発想により視野を広げていく、という流れが非常によい。
マンガで説明するといいつつ大量の文章ページが含まれる本と違い、
純粋にマンガのストーリー部分だけで内容がつかめるのもよい。

工程が遅れる原因、在庫が生まれる理屈、
業務全体の効率向上のポイントなど、
各要素を見ているときには気づかなかった問題点が
非常にわかりやすく説明されている。
問題把握の例えが絶妙で、予備知識なく理解できるのが素晴らしい。

業務改善や作業の効率化などに関心があるなら必読。

【関連作品のレビュー】
ザ・ゴール2(コミック版)


なるほどデザイン

2017年1月13日10:20【カテゴリ : 書籍(さ~な行)
なるほどデザイン
なるほどデザイン
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エムディエヌコーポレーション(MdN) (2015-07-31)
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ポスターや雑誌記事など、商業的な観点でのデザインをするにあたって
何に注意し、それぞれの要素がどう影響するかを解説した本。

デザインを勉強していない者にとっても非常に興味深く、
冒頭のチャプター1を読んだだけでも「なるほど」と思わせてくれる。
画像の大きさ・切り方・配置・色、文章の書体・大きさ・位置によって
どれだけ印象が変わるのかが痛感できて面白い。

一部の要素だけを変更した比較写真が多く、
わずかな変更でも全体として大きな影響を与えていることがわかりやすい。
サンプルがいずれも世間で見かける「それっぽいもの」に仕上がっており、
どうすれば「らしさ」が出るのかがよくわかる。

その道を目指して勉強中の学生や入門者、
趣味の範囲であってもデザイン能力を向上させたい人には必読の1冊。


一生使える 見やすい資料のデザイン入門

2016年12月19日10:20【カテゴリ : 書籍(あ・か行)
一生使える見やすい資料のデザイン入門
インプレス (2016-01-22)
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プレゼンテーションで映し出すスライド資料を
いかに見やすくするかというデザインの基礎を解説したもの。

1ページに含めていい情報量や適切なフォント選び、
配色についてや説明書きの配置や順序など
初心者がやってしまいそうな問題をすべて洗い出し、
悪い例と良い例を比較しながら解説してくれる素晴らしい内容。

非常に単純なことばかりだが、
これが守れていないプレゼん資料が世間でいかに多いことか。
資料を使って人前で発表する機会がある人は
本書で紹介されているルールを徹底するだけで
各段に伝わりやすい資料になるはず。
社内プレゼンの資料作成術」も合わせて読むと完璧だろう。


世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉

2016年12月15日10:55【カテゴリ : 書籍(さ~な行)
世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉
双葉社 (2016-09-09)
売り上げランキング: 4,177

ウルグアイの元大統領による発言と行動を紹介したもの。

贅沢な暮らしや権力に興味を示さず、
世の中の幸福度を高めるための行動と考え方は
今まで当たり前だと思っていた視点を振り返るきっかけになる。

カッコをつけた綺麗ごとを言う人はいくらでもいるが、
実際に行動に表したり、責任が問われる場所で発言するには
大きな勇気と信念がいるはず。
その本物具合が伝わってくるのが素晴らしい。

一般の人が彼のような振る舞いをするのはかなり難しいが、
視野を広げ、一段階大きな人間になるためにぜひ読んで欲しい。