オススメ作品:

広告コピーってこう書くんだ!読本

2017年3月8日10:55【カテゴリ : 書籍(あ・か行)
広告コピーってこう書くんだ!読本
宣伝会議 (2015-10-04)
売り上げランキング: 1,208

言葉だけで人を魅了するコピー作りにおいて
どういったところに注意するかを解説したもの。

ポスターやCMで登場する短いフレーズを見ると
素人でもごく簡単に書けそうな気がしてしまうが、
実はさまざまなポイントがあり、
ふとしたことでイマイチな仕上がりになってしまうことがよくわかる。

短いチャプターに区切られていて
エッセイのような感覚で読むことができ、
専門知識がなくてもすいすいと内容が入ってくる。
広告関係の仕事を目指していない人でも
文章に興味のある人なら必読の1冊。


コミュ障は治らなくても大丈夫

2017年1月29日10:19【カテゴリ : マンガ(あ行・か行)

人との対話で多くの失敗をしてきたアナウンサーが
自身の経験をもとにコツや考え方をアドバイスしたもの。

この本で言う「コミュ障=コミュニケーション障害」は
実際の病気ではないものの、周囲との会話がうまくできない人を指すが、
どういう返答をすべきかわからない、
会話が続かない、周囲に変な目で見られるなど、
同じような悩みに共感できる人は多いだろう。

前半は会話が苦手な人がやりがちな失敗の数々が描かれており、
感情移入するとたまらなくなる状況だが、
なぜ周囲から浮いてしまうのかを客観的に観察できる。

絵のタッチはあまり好きになれないし、
マンガとしても読みづらい部分はあるが、
コツやポイントを簡潔に押さえた内容は非常に有益。


ザ・ゴール<コミック版>

2017年1月19日10:09【カテゴリ : マンガ(さ行・た行)
ザ・ゴール コミック版
ダイヤモンド社 (2014-12-15)
売り上げランキング: 2,989

業務の効率を上げるために
どういった分析と改善が必要なのかをマンガで描いたもの。

生産工場を舞台に、経営的に安定するための改善に取り組むが、
読者が考える意見を代弁してくれる主人公が
新たな発想により視野を広げていく、という流れが非常によい。
マンガで説明するといいつつ大量の文章ページが含まれる本と違い、
純粋にマンガのストーリー部分だけで内容がつかめるのもよい。

工程が遅れる原因、在庫が生まれる理屈、
業務全体の効率向上のポイントなど、
各要素を見ているときには気づかなかった問題点が
非常にわかりやすく説明されている。
問題把握の例えが絶妙で、予備知識なく理解できるのが素晴らしい。

業務改善や作業の効率化などに関心があるなら必読。

【関連作品のレビュー】
ザ・ゴール2(コミック版)


なるほどデザイン

2017年1月13日10:20【カテゴリ : 書籍(さ~な行)
なるほどデザイン
なるほどデザイン
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エムディエヌコーポレーション(MdN) (2015-07-31)
売り上げランキング: 2,368

ポスターや雑誌記事など、商業的な観点でのデザインをするにあたって
何に注意し、それぞれの要素がどう影響するかを解説した本。

デザインを勉強していない者にとっても非常に興味深く、
冒頭のチャプター1を読んだだけでも「なるほど」と思わせてくれる。
画像の大きさ・切り方・配置・色、文章の書体・大きさ・位置によって
どれだけ印象が変わるのかが痛感できて面白い。

一部の要素だけを変更した比較写真が多く、
わずかな変更でも全体として大きな影響を与えていることがわかりやすい。
サンプルがいずれも世間で見かける「それっぽいもの」に仕上がっており、
どうすれば「らしさ」が出るのかがよくわかる。

その道を目指して勉強中の学生や入門者、
趣味の範囲であってもデザイン能力を向上させたい人には必読の1冊。


一生使える 見やすい資料のデザイン入門

2016年12月19日10:20【カテゴリ : 書籍(あ・か行)
一生使える見やすい資料のデザイン入門
インプレス (2016-01-22)
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プレゼンテーションで映し出すスライド資料を
いかに見やすくするかというデザインの基礎を解説したもの。

1ページに含めていい情報量や適切なフォント選び、
配色についてや説明書きの配置や順序など
初心者がやってしまいそうな問題をすべて洗い出し、
悪い例と良い例を比較しながら解説してくれる素晴らしい内容。

非常に単純なことばかりだが、
これが守れていないプレゼん資料が世間でいかに多いことか。
資料を使って人前で発表する機会がある人は
本書で紹介されているルールを徹底するだけで
各段に伝わりやすい資料になるはず。
社内プレゼンの資料作成術」も合わせて読むと完璧だろう。


世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉

2016年12月15日10:55【カテゴリ : 書籍(さ~な行)
世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉
双葉社 (2016-09-09)
売り上げランキング: 4,177

ウルグアイの元大統領による発言と行動を紹介したもの。

贅沢な暮らしや権力に興味を示さず、
世の中の幸福度を高めるための行動と考え方は
今まで当たり前だと思っていた視点を振り返るきっかけになる。

カッコをつけた綺麗ごとを言う人はいくらでもいるが、
実際に行動に表したり、責任が問われる場所で発言するには
大きな勇気と信念がいるはず。
その本物具合が伝わってくるのが素晴らしい。

一般の人が彼のような振る舞いをするのはかなり難しいが、
視野を広げ、一段階大きな人間になるためにぜひ読んで欲しい。


嫌われる勇気

2016年9月27日10:08【カテゴリ : 書籍(あ・か行)
嫌われる勇気
嫌われる勇気
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ダイヤモンド社 (2013-12-16)
売り上げランキング: 184

多くの人が悩ませれる苦難に関して
アドラー心理学の観点から解決する提案をしたもの。

全編に渡って、アドラー心理学を説く哲学者と
それに反論する青年とのやりとりで展開されるが、
青年が読者の意見を見事に代弁してくれるので
誰もが思う疑問が次々と解決していく。

心理学というととっつきが悪い退屈な印象を受けるが、
誰にでもわかる簡単な説明で青年との哲人との激しい議論が続く。

多くの人にありがちな悩みの数々が
少し考え方を変えるだけで急に楽になるのは面白い。
今まで長く苦しんでいた問題が
視点を変えるだけで非常にちっぽけに思えてくる。

自分の境遇や対人関係で悩んでいる人、
ネガティブに落ち込んでしまう自分を変えたい人に、ぜひ読んで欲しい。

【関連作品のレビュー】
アドラーに学ぶ部下育成の心理学(書籍)
コミックでわかるアドラー心理学(マンガ)
マンガで分かる心療内科<アドラー心理学編>(マンガ)


社内プレゼンの資料作成術

2016年9月7日10:55【カテゴリ : 書籍(さ~な行)
社内プレゼンの資料作成術
ダイヤモンド社 (2015-08-10)
売り上げランキング: 761

社内で上長の決済や承認を得るための効果的なプレゼンテーションについて
その説明方法や資料作りのポイントを解説したもの。

冗長にならず、それでいて承認を得るためのポイントが
細かく解説されており、プレゼンする機会を持つ人には非常に参考になる。
ページ数やフォント、グラフや使用する画像に至るまで
プレゼン資料を作る際に関わってくることが説明されており、
なぜそうする方がいいのか、という理由がいちいち納得できる。

自社の決裁者向けに絞った効果的なプレゼンを目指す人には
ひとまず目を通しておくべき教科書と言える。


でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相

2016年7月17日10:34【カテゴリ : 書籍(さ~な行)
でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相 (新潮文庫)
福田 ますみ
新潮社
売り上げランキング: 3,310

福岡市「教師によるいじめ」事件に関してまとめたもので、
子供を執拗にいじめたとされる小学校教師の真相を語っていく。

教師に対する保護者からのクレームを発端に、
どんどんと状況が悪化していく怖さは
モンスターマザー」に通じるところがあるが、
今回の事件は学校すらも味方になってくれず、
教師が孤立してしまう辛さがある。

教員のたよりない言動にはイライラさせられるが、
虚偽の発言でも周囲が迎合してしまうと一気に事実とされてしまい、
個人がいくら真実を訴えても話が通らないのは本当に怖い。

読み始めたら止まらない迫力があり、
並みのホラー小説より恐かった。


モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い

2016年5月10日10:28【カテゴリ : 書籍(は~わ行)
モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い
福田 ますみ
新潮社
売り上げランキング: 499

丸子実業高校バレーボール部員自殺事件の全貌をまとめたもので、
高校生が自殺に至った流れと、その母親との戦いの記録。

「バレー部だった高校生がいじめを苦に自殺した」と聞くと
すぐ学校や部活内での問題を思い浮かべるが、
実は母親の言動が大きく関与していた、という事件。

壮絶としか言えない母親がリアルに伝わってくるし、
自分の身に降りかかってもどうしたらいいかわからない怖さがある。
学校としてできるだけのことをやっても事態が好転しない恐怖。
あらゆる手段を使って騒ぎ立て、
是が非でも自分の欲求を通そうとする母親の言動には身震いさせられる。

社会性のない人間は、どれだけ理屈で説明しようとしても通じず、
事実を捻じ曲げて自分の都合のいい受け取り方に持って行ってしまう。
説得も交渉も釈明もうまくいかず、
どんどん疲弊していく関係者は本当に大変だっただろう。

読み始めたら止まらないサイコホラーとしても楽しめるし、
モンスターペアレンツへの対処例としても参考になる。オススメ。