オススメ作品:

キングダム<1~25巻>

2011年11月16日10:04【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


中国の春秋戦国時代を舞台に、
下僕の少年がのし上がっていく様子を描いた話。

歴史ものではあるが、予備知識も必要なく
誰にでも楽しめるアクションものに仕上がっている。
盛り上げ方が非常にうまく、登場人物それぞれに感情移入できるし、
迫力ある戦闘場面が連続するので読んでいて気持ちいい。

主人公の敵となる存在をずっと固定するのではなく、
次々と別の人物へ移行していく流れもテンポが良く、
中だるみせずにストーリーが展開していく。

人を選ばずテンポと迫力を味わえる傑作。強くオススメ。


めぞん一刻<全10巻>

2011年11月9日10:58【カテゴリ : マンガ(な行~わ行)


「一刻館」というアパートに住む浪人生・五代裕作を中心に、
管理人・音無響子との恋愛を描いた話。

基本はラブコメであるが、笑いとシリアスのメリハリが大きく、
真面目な場面もかなり多い。
そういった、笑いに走りすぎていない現実的な部分も魅力のひとつ。

浪人時代から大学受験、アルバイト生活、就職活動と
五代くんを通じて学生の成長過程を追体験できるのも良い。
五代くんは相当に優柔不断な性格で普通ならイライラさせられるところだが、
そこはキャラクター設定のうまさでうまくつながっている。

いろいろなエピソード、登場人物を絡めつつ、
ジワジワとゴールへ向かい、
絶妙なボリュームでクライマックスを迎えるのが素晴らしい。オススメ。


テルマエ・ロマエ<1~4巻>

2011年10月24日10:11【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


風呂を専門に注文を請け負う古代ローマ人の設計士が主人公で
定期的に現代日本の風呂を観察しつつ、
その文化を自分の仕事に活かしていくギャグマンガ。

日本にさんざん普及している風呂に関する文化に
いちいち感銘を受けるローマ人の姿が非常に面白く、
いかに優秀な設備、工夫であるかを
日本人自身が再認識できるのも素晴らしい。

当時のローマの様子にも触れられるし、
それぞれが日本発祥の文化に感激するのも見ていて気持ちいい。
主人公への感情移入もしやすく、
清々しい登場人物ばかりでストレスを感じない展開ばかり。
風呂とローマを結びつけ、笑いとして昇華した見事な作品。オススメ。

【同シリーズのレビュー】
テルマエ・ロマエ(アニメ)


狼の口(ヴォルフスムント)<1~2巻>

2011年10月22日10:36【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


非常に通過が困難なことから
「狼の口(ヴォルフスムント)」と呼ばれている関所を舞台に
さまざまな人物が関所の向こうへ行くためのエピソードが展開される。

特定の主人公を中心に話が進むのではなく、
毎エピソード異なる主人公が登場し、最終的に
ヴォルフスムントへ到達して幕を閉じる流れが非常に斬新。

絵もキャラクター設定もクオリティが高く、
読んでる側を感情移入させるのが非常にうまい。
そしてさんざん感情移入させといてから
絶対通れない関所で絶望感を味わうという流れが病みつきになってくる。

そうした複数のエピソードを展開して、
いかに関所を越えることが困難かを印象付けつつ、
本筋が少しずつ進んでいる様子が面白い。オススメ。


ジョジョの奇妙な冒険<29~47巻>第4部

2011年10月6日11:15【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


ジョセフ・ジョースター(第2部の主人公)の隠し子である東方仗助を主人公とし、
杜王町という日本の架空の町を舞台に吉良吉影と戦う「ジョジョ」シリーズ第4部。

これまでのストーリーと違い、明確な最終目標が設定されないまま
日常生活の中で出会った敵と戦っていく独特な流れ。
この「生活感」がたまらなく面白く、
次々と敵が現れて倒す、という単純な流れではなく
何が起こるかわからない魅力がある。笑いの要素も多い。

セリフやシチュエーションの盛り上がりも最高潮で
どの場面も迫力があり、個人的にはジョジョシリーズの中で
もっとも好きなエピソード。オススメ。

【同シリーズのレビュー】
ジョジョの奇妙な冒険 第1部
ジョジョの奇妙な冒険 第2部
ジョジョの奇妙な冒険 第3部
ジョジョの奇妙な冒険 第5部
スティール・ボール・ラン
ジョジョリオン
死刑執行中脱獄進行中
岸辺露伴 ルーヴルへ行く


漂流ネットカフェ<全7巻>

2011年10月4日10:49【カテゴリ : マンガ(な行~わ行)


退屈な毎日を送っていたサラリーマンが
帰宅途中にフラリと寄ったネットカフェで大きなトラブルに巻き込まれる話。

特定のメンバーに制限された世界で
気弱な主人公がサバイバルしていくという意味では
自殺島」にも似た方向性で、
サバイバルものでよく起こる事件を踏襲しつつも
途中からは予想外の展開を見せていく。

冒頭から物語に引き込むのが非常にうまく、
登場人物に感情移入させた上で一気に引っ張っていく。
先がどうなるか気になる場面の連続で途中でやめ時を失うほど。

舞台設定の関係上、エグいシーンが多いが
それこそが魅力のひとつとも言える。オススメ。


きりひと讃歌<全3巻>

2011年9月25日11:24【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


徐々に顔や手足が変形し、犬に似た姿になっていくモンモウ病を中心に、
見栄や権力によって歪んだ医学界を描いた話。

単に奇病の原因や治療法を探すということに留まらず、
封建的な医師たちの関係をリアルに感じる。
主人公は非常に感情移入しやすい性格で
常に彼の幸せを願って読み進めるが、
反面、相当に切なく、残酷な展開が多くて重いストーリーである。

しかしながら奇病を通して感じる医学界のさまざまな問題点や
そこに渦巻く醜い策略には目が離せない。
全3巻というボリュームもベストで、中だるみせずに
濃厚で迫力のある内容になっている。
「ブラックジャック」にも通じる傑作。強くオススメ。


ジョジョの奇妙な冒険<12~28巻>第3部

2011年9月24日11:20【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


ジョセフ・ジョースター(第2部の主人公)の孫である空条承太郎を主人公とし、
第1部の宿敵だったDIOと再びと戦う「ジョジョ」シリーズ第3部。

ついに今回より、超能力を人型に具現化した「スタンド」が登場。
これはマンガ界においての大発明と感じるほど素晴らしく、
今まで「見えない力」が当たり前だった超能力に対して
一気に愛着が湧き、しかも戦いに広がりができた。

さて、DIOを追って旅をするジョジョ一行だが、
さまざまなスタンド能力を持つ敵に襲われ、
毎度毎度独特な戦いが展開されるのが面白い。
単にどちらが強いか、という単純なものではなく
その場の状況や能力を活かした行動、
また相手を陥れる策略などが非常に見事。

こういった戦闘は本作でしか楽しめないし、
スタンドこそがジョジョシリーズの真骨頂と言える。
最後の最後までしつこい敵たちの迫力と
個性あふれる画風と構図をぜひ味わって欲しい。

【同シリーズのレビュー】
ジョジョの奇妙な冒険 第1部
ジョジョの奇妙な冒険 第2部
ジョジョの奇妙な冒険 第4部
ジョジョの奇妙な冒険 第5部
スティール・ボール・ラン
ジョジョリオン
死刑執行中脱獄進行中
岸辺露伴 ルーヴルへ行く


弱虫ペダル<1~21巻>

2011年9月21日11:38【カテゴリ : マンガ(な行~わ行)


秋葉原に自転車で通いつめるひ弱なオタク少年が
ロードレースの世界に目覚め、自転車レースで活躍していく話。

ただひたすら自転車で坂を登るのが好きな主人公ということで
シャカリキ!」と非常に似た方向性のストーリーだが、
本作の方がチーム戦の部分に強く焦点を当てており、
一人の力で勝負することよりも仲間のために
協力し合う姿が強調して描かれている。

嫌な人間が存在せず、多少の歪みはあっても
それぞれが自転車に没頭し、全力を出し切っている姿が良い。
主人公ばかりでなく、さまざまな登場人物にスポットが当たり、
その都度、深く感情移入できる場面が展開される。

徐々に回想シーンが増えたり、複数の場面で戦いが展開されるため
全体の進行は長引くことになるが、
それでも読者を惹きつけるだけのパワーが素晴らしい。


中国嫁日記<1~2巻>

2011年9月17日11:28【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


40代でオタクの日本人男性と20代の中国人女性が結婚し、
その2人のやり取りをマンガにしたエッセイもので
同名のブログ「中国嫁日記」に掲載されていたマンガを単行本化したもの。

中国人にいいイメージを持っていない日本人も多いが、
本作に登場する「嫁」は非常にかわいらしく、
人柄もいいのでまったく心配はいらない。
夫を含め、登場人物はいずれも魅力的で好感が持てる。

テンポも良く、読みやすいし、絵も非常に綺麗。
表情豊かで丁寧に色付けされているし、あらゆる人にオススメ。