剣で多数の敵を倒しながら進めていく横スクロールアクション。

最近では珍しい2Dアクションだが、
そのクオリティと動かし方、カメラワークは群を抜いており、
一度は見ておくべき美しさ。
キャラクターの部位が個別に動くところや、
何重にも重なった背景、一斉に別々の揺れ方をするススキの穂など
とにかく全編に美的センスを感じるグラフィック。

横スクロールで進んでいくステージでも
地面が湾曲するように表現していたり
すさまじい奥行きと立体感を感じる表現がある。

脚本や音楽もよく、全体として「和風」の美しさにあふれ、
「無双」モードであればボタンを連打しているだけで
次々と敵をカッコよく斬っていく快感に浸れる。

方向スティックとボタンの組み合わせだけなのに
かなり多数のアクションが再現できており、
「修羅」モードであれば相手の動きに合わせて
これを逐一、判断して繰り出さなければ倒せないという玄人仕様の面もある。

惜しい部分としては戦闘が終わるたびに結果表示がされて
目的地へと向かうテンポをいちいち崩す部分と、
一度行った場所であっても次の目的地まで
毎回、複数の画面を渡ってたどり着かねばならず
そのたびに登場するザコ敵と戦うのが次第に面倒になること。

未知の場所へ進んでいくというよりも、
一度通った道を戻って反対側に行ったり、
少し戻って別の分岐から進みなおしたりといった
「かったるい移動」が少々気になる。

今まで通った画面にいつでも寄り道できるのはいいのだが、
マップ表示が目的地までの全経路を見渡せないので
まっすぐ目的地に向かっているつもりが
うっかりして行く必要のない寄り道をしていた、ということがある。

とはいえ、ビジュアル面の圧倒的な迫力が素晴らしく、
誰でも手軽にその世界の中で圧倒的な剣技が味わえるのは貴重だ。