Dead Space<アジア版>
2008年11月2日12:22【カテゴリ : Xbox360】
クリア(難易度Medium)。日本では発売禁止になったタイトル。
北米版ではリージョンロックがかかっているようなので
日本のXbox360で遊ぶならばアジア版を。
常に画面の左端に主人公をとらえたカメラになっているTPS。
その主人公の背中がそのままステータス表示になっていたり、
主人公の顔の前に通信画面やステータス画面が浮き出る仕様など
全体的なデザインセンスが素晴らしい。
敵はグチャグチャした人間型だが、それをただ射撃するだけでなく
部位を切断して無力化することが「Dead Space」の一番の特徴。
最初に手に入るPlasma Cutter(プラズマカッター)は
敵の腕や足を縦にも横にも切断できる。
一般のシューティングゲームのように
ヘッドショットをすれば致命的なダメージになるとも限らず
まずはこちらへ向かってくる敵の足部分を横に切断し、
地面に転がった敵が腕を使って移動してきたら
片腕を縦に切断して移動能力を奪って倒す。
射撃はなかなか精密な判定がされているので
敵を効率的に倒すにはきっちりと狙わないといけないし、
敵の種類によってどの部位を切断するのが有効かも変わってくる。
ただ単にグロテスクというだけではなく、戦略的に動かなければいけない。
グラフィック面は非常にクオリティが高く、
宇宙船の雰囲気や敵の表現などの迫力は圧倒的。
光と影、血や音などを利用した演出レベルも高い。
Lトリガーを併用する射撃や能力の発動は割と珍しい操作法だが、
慣れてみると非常に直感的な配置でわかりやすい。
右スティックを押し込むことでいつでも次の目的地が確認できるので
英語がわからなくても次に行く方向で迷うことはありえない。
序盤で手に入る能力として射撃したものをスローにする力(Stasis)と
離れたものを動かしたり引き寄せる力(Kinesis)があり、
これらを使って敵を有利に倒すだけでなく、
次へ進むための道を開く手段して利用することも多い。
それ以外にも真空のエリアがあり、
そこでは酸素の残量を意識して行動することや
音がほとんど聞こえなくなるために敵の接近に気づきにくいなどの特徴がある。
無重力のエリアも存在し、狙ったところに向かって
ジャンプする力(Zero-G Jump)を使って壁や天井に飛び移ったり、
遠くに浮かんでいるアイテムをKinesisで引き寄せたりできる。
無重力といっても操作しにくくなるわけではなく、
そのときの着地面を重力方向として自由に歩き回ることができる。
全編通して非常に見せ方がうまく、まさにスペクタクルSFゲーム。
ホラーの定番の演出が多々あり、突然窓から飛び出してくる敵や
廊下を歩いているとライトに照らされた敵の影が地面に映っているなど
常にドキドキさせられる雰囲気がある。
敵も同じように見えて種類別に特徴があり、
さらに多数に攻められるシーンが少なくないので恐怖感は絶大。
敵はなかなかのスピードで接近してきたり
背中から突然襲われたり、真空での無音状態中に現れたりと
常に気の抜けない場面が繰り広げられる。
アドベンチャー的な要素も強いが、かなり入り組んだ構造の宇宙船は
行き先を示すナビゲーターラインによって
「迷う」というストレスから解放されていて
あくまで閉鎖的な恐怖感のみを感じることができる。
1周クリアしてもクリアデータをロードすれば
強い状態のまま同じ難易度での2周目に行けるので
恐怖感に圧迫させられ続けたプレイヤーが
2周目でストレスを発散させることも可能。
部位切断ということでグロテスクな面ばかりが強調される「Dead Space」だが
ゲームとしてプレイヤーが考えながら攻略したり
演出面を楽しんだりという工夫がきっちりと入っていて
日本で発売されないのは非常に惜しい作品。
ぜひ、その独特のセンスを感じながらプレイしてみて欲しい。
【参考になった攻略サイト】
http://www1.atwiki.jp/deadspace/
