ブラザー イン アームズ ヘルズハイウェイ
2008年11月12日12:44【カテゴリ : Xbox360】
難易度ビギナー、クリア。
第2次世界大戦が舞台のFPS。どうにもイマイチだった。
自分以外に2、3人の隊員に
移動や攻撃の指示を出しながら進んでいく。
言うなれば「レインボーシックス ベガス」シリーズの第2次大戦版なわけだが、
なぜか操作が直感的でなく、最初は毎回操作のたびに
「どのボタンだったかな」と一瞬考える時間ができてしまった。
ベガスではかなり速やかに操作できただけに
後発の今作がイマイチ馴染まない操作性なのは残念。
隊員の移動指示に関しても、敵の攻撃を受けにくいよう
遮蔽物の陰を移動先に指定しているにも関わらず、
そこに至るまでのルートが敵の目の前を通るよう計算されてしまい
目的地にたどり着く前に死傷者が出てしまうなどの理不尽ことが多い。
プレイヤーの意図通り動かないせいで状況が不利になるのは辛い。
「機銃」「アサルト」「銃撃」チームの違いもほとんど体感できない。
また、特定の建物内に突入した場合に
突如として単独行動になってしまうのも意味がわからない。
戦略的に考えれば集団で制圧した方が圧倒的に有利だし、
ストーリーの流れでやむなく単独になったというのではなく
仲間は家の外で待機していたりするので非常に納得しにくい。
また、FPSには珍しくムービーシーンが豊富で
「バンド・オブ・ブラザース」のようなドラマ性を狙っているのだろうが、
どうにもその状況や登場人物の人物像がわかりにくく、
感情移入する前にさっさとムービーが展開されてしまうので
プレイヤーだけが蚊帳の外といった雰囲気になる。
ドラマチックにしようとして空回りしている感じで、
カメラワークもイマイチだし、内容が薄っぺらい。
ムービーシーンの音声が妙に小さいことや
キャラクターの顔つきにクセがあることも気になる。
第2次大戦中ということで銃器は当たりにくい方だが
これは世界観として当然なので問題ない。
しかし弾薬は弾の数ではなく、リロードの回数で換算するタイプなので
あまり消費していないマガジンをリロードすると無駄になり、
銃の当たりにくさに伴って、肝心なところで弾切れになることが多かった。
ストレス発散という意味ではどちらかに親切さが欲しかったところ。
敵部隊の頭上には円グラフが表示され、
一定時間銃撃を浴びせて制圧できたかを区別できるが、
制圧した部隊であっても結構な反撃をしてきて接近しにくいため、
制圧した効果を体感しにくいのが残念だ。
主人公が撃たれ弱いので、たとえ数発でも撃ち返されると
かなり危険な状態になってしまう。
制圧していない敵の円グラフが赤、
制圧した部隊の円グラフがグレーで表示されるのに
制圧から回復する過程が濃いグレーなのは
未制圧の状態に近づいているというイメージが湧きにくく、わかりにくい。
このあたり、今作に導入されているシステムとその表現方法が
まだまだ整備されていない感触を受ける。
さらにXbox360の実績として
「9月17日にプレイする」「計7日間プレイする」
「週一度のプレイを計3か月間行う」「計100日間プレイする」
という、かなり自己満足に近いものが
合わせて225ものポイントに割り振られているのもおかしい。
普通にプレイした場合のスタイルからかなり外れているため、
実績のためにそれに合わせたゲーム起動をする必要がある。
ユーモアとして用意したのであれば
0ポイントや1ポイントの割り振りで十分効果的なはずだし、
全部で1000しかないうち225ものポイントを
ユーザーのプレイスケジュールを無視した実績に割り当ててしまうあたり、
開発者の身勝手ぷりを感じる気がする。
グラフィック面などはなかなか優れているし、
チュートリアルなどの親切さもありがたいのだが、
どうにも操作性や肝心な部分のゲームデザインが
まだまだ完成度が低いように思う。期待していただけに残念。
