ゴージャスモードで全キャラ、クリア。

タイトルの通り、コナミの名作シューティングである「グラディウス」をベースにした
ステージ構成や敵が登場する横スクロールシューティング。

アーケード版「オトメディウス」をプレイできる「オリジナルモード」と
家庭用にカスタマイズされ、ワイド画面対応になった「ゴージャスモード」がある。
アーケードでのオトメディウスは未プレイなので、本家との違いは不明。

タイトルから期待したくなるが、
グラディウス並の内容を期待できるクオリティにはなっておらず、
まずシューティングとして致命的なのが、自機の当たり判定がわかりづらい部分。
飛行機に女の子が貫通しているようなデザインが多いのだが、
女の子全体を判定とすると縦に長すぎるし、敵弾のスキ間をくぐれない。
しかし、飛行機部分を判定して避けていると、当たってしまうことが多々ある。
結果、敵の攻撃が近づいていてもイマイチどう避ければいいのか不明瞭なのだ。
せめて当たり判定の存在する部分を光らせたり、
球体などの何か明確な目印が欲しかった。

さらに数分でクリアできるステージが6つしかないので
1周するのに数十分しかかからず、
全6キャラでクリアしたとしても数時間しか持たない。

そこで何度もやり込みたくなる要素が必要になるが、
その際に問題なのが、オリジナルモードとゴージャスモードの2つの違いである。
一般的にアーケードのシューティングが家庭用に移植された場合、
アーケード版そのもののモードよりも
家庭用にカスタマイズされた方が内容が豊富になっている。

しかし本作の場合、「バースト」と呼ばれる必殺技を含め、
ゲームオーバーごとに入手できるカードや
ゲーム中の画面上部のコメントなどが
アーケード移植であるオリジナルモードにしか用意されていない。
開始直後のバリアの有無など、ゲームの攻略に関わる部分の仕様も異なる。

さらにアーケード版はワイドテレビ対応ではないので
画面の両端が黒く隠されてしまうし、ステージ数も少ない。
Xbox360の実績に関しても大半がゴージャスモードを対象としている。

つまり、2つのモード双方に長所と短所があり、
非常にどっちつかずなのだ。
腕を上げるためにやり込もうともシステムの違いや
ポイントが共有不可な面が妨げになる。
どちらかひとつがもう片方をカバーするクオリティになるようにして欲しかった。

ステージ構成に関しても、自機の当たり判定のわかりづらさが災いして
衝突するかどうかわからないスキ間をくぐり抜けるのが辛い。
ボス戦もコア部分のスキ間を狙って撃つ、というパターンが多く、
あまり代わり映えしない印象が強い。

シューティング全盛期に一大ブームを築いたコナミだけに
再びシューター熱を高めてくれる作品になるかと思ったが、
残念ながら凡作に終わってしまった気がする。