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あらゆるところで評判がよかったスケボーゲーム「skate」の続編。
前作のプレイ経験なしで遊んでみる。

コントローラーのあらゆるボタンを操作に使用する仕様で
基本的にはAボタンで蹴って加速し、右スティックを使ってトリックする。

右スティックをぐっと下げてから上に弾くとジャンプするため
それを利用してオブジェクトを飛び越えたり、
手すりに飛び乗ったりできる。
このアクションをベースにトリックを構成していくことがほとんど。

トリックに失敗して転んでも特にペナルティはなく、
すぐにその場で復帰できるのはありがたい。
というのも、ゲームそのものの難易度がかなり高いので
本物のスケートボードと同様、どんどん転んでうまくなるしかない。

グラフィックはかなり綺麗で、箱庭となった街の中を自由に滑ることができる。
ミッションを開始しなくても、それこそ街をダラダラ探索しながら
気になった手すりにグラインドしたり
公園でジャンプトリックの練習をしたりできる。

右スティックの操作を起点にしてトリックするが、これは下半身の動作に連動していて
それに対して左スティックは上半身を操るようになっている。
さらにAボタンとXボタンは右足と左足をボードから離す動作に連動していて
地上ではそれぞれの足で地面を蹴るアクションになるが、
空中のトリック中ではボードから片足を投げ出すトリックと認識される。
右トリガーと左トリガーはそれぞれの手でボードをつかむ動作となる。

このそれぞれのつながりが理解できると、ボタンをすべて使う操作性ながら
かなり直感的になっていることがわかる。
たとえば右スティックを弾いて空中へジャンプしたあと、
左トリガーを引きながら右スティックを倒してAボタンを押せば
空中でボードを左手でつかみつつ、下半身をひねって右足を投げ出すトリックになる。

たとえトリックの名前や意味がわかっていなくても
これらの組み合わせを適当に試すだけでそれっぽいアクションになり、
トリックが出せる場所も街中に無数にあるため、
好きなようにスケートボードで遊ぶ土台ができている。

そういった点では非常によくできていて
今までスケボーゲームと言えばトニーホークシリーズだったのに
このskateシリーズが一気にその地を奪った感じだ。

好きな地点をマーキングすることでトリックに失敗したときも
瞬時に直前の位置へ復帰できる配慮や、
転んでもその怪我の状態に応じてポイントが入るシステムなど
スケボーを楽しむための包容力が素晴らしい。

ただし、キャリアモードの難易度はかなり高めに設定されていて、
特に時間の制約が非常に厳しい。
どのミッションにおいても制限時間以内に定められた種類のトリックか
ポイントの高いトリックを決める必要があるのだが、
着地がかなりシビアな本作において
失敗すればほぼ時間が足りずにポイントが届かなくなるバランスは
ライトユーザーには高すぎる壁だ。
私も序盤にある、プロへ上がるためのミッション(Jam With Danny Way)で挫折した。

スケボーの特性上、前方が障害物でふさがった場所に衝突してしまうと
ゆっくりと向きを反転させるか、一度ボードを降りて振り返るしかない。
しかしこの動作が結構やりにくく、時間がないときに限って
妙なオブジェクトに挟まったりしてイライラさせられた。

このゲームが相当によくできていることもわかるし、
延々とボードを滑らせていたくなる楽しさもわかる。
ただ、ゲームをクリアすることを第一の目的とするユーザーには
かなりの難易度に感じるだろうし、そこを乗り越えるほど
スケートへの情熱を燃やせるかはわからない。

せめて着地の判定をもう少し緩くするか、
ひとつのミッションで何度もトリックをやり直せるだけの
制限時間の設定が欲しかった。