アバター THE GAME
2010年1月14日12:24【カテゴリ : Xbox360】
RDA(人間)側、ナヴィ側、ともにクリア。
映画「AVATAR(アバター)」をゲーム化したものだが、映画の方は未チェック。
パンドラという星を人間が侵略しようとする中で
もともとそこに住む先住民のナヴィと戦争が起こる流れ。
ストーリーは序盤で人間側とナヴィ側の分岐があり、
衝突する2つの勢力のどちらも体験できる仕様。
そのため全部をプレイするなら2周する必要がある。
装備や弾薬が豊富な人間側と、
植物や動物といった自然が敵とならないナヴィ側という差別化は良い。
2周目がやりやすいよう、分岐部分で自動的にセーブデータが作られる配慮も素晴らしい。
ゲームとしての全体の流れは、道が入り組んだ形のジャングルで
指示されたポイントまで何かを回収しにいったり敵を倒しに行ったりといった
「お使いミッション」が基本。
その途中途中で出てくる敵や獣を倒し、弾を補給しながら進むが
各マップにはセクターチャレンジというサブミッションがあり、
「○○を○○匹倒せ」とか「○○を○○個破壊しろ」みたいな条件が設けられている。
メインのストーリーを進めつつ、それらの条件を満たすように行動できるので
ただ目的地に向かうよりは多少、プレイの幅が広がる。しかし単調であることは事実。
広いマップを速やかに移動するために乗り物が複数登場するが、
バギーをはじめとする車両の操作性は悪く、カメラワークは結構ひどい。
マップが広いだけに乗り物を使ってかっ飛ばしたいところだが
相当、慎重に扱わないと衝突したり横転したりするためイマイチ気持ちよさがない。
そもそもすぐ敵が出てくる仕様だし、
車両を使うには道が細かったりクネクネしていたりして不向きなのだ。
ナヴィを操作しているときはツタを使って高い足場へ上り下りできるが、
マップが上から見た平面図のため、
階層構造の建物は目的地の見当が付きにくいのが難点。
立体交差になっていたりすると、行きたい場所へ向かうのに
どの道を進めばいいのか非常にわかりにくかった。
難易度としてはやや低めで、体力回復のスキルが頻繁に使用できるし、
体力がゼロになっても即座に回復するチャンスがあるし、
死んだ場合も直前のチェックポイントが近いので、気が滅入らない。
ただし、ナヴィ側をプレイすると、敵となる人間たちの銃撃が激しくて結構辛い。
どうも機銃が発射する瞬間に当たり判定が発生しているらしく、
実際に弾が着弾する前にダメージを受けるので、
側転で回避することもできないのは少し雑に感じた。
武器や防具もレベルアップに連れて増えるものの、
ほとんど選択の余地はないので、あまり意味がなかった。
そういったものを切り替えるメニュー周りも
あまり整備されておらず、どうにも見辛い印象。
音声は英語で、日本語の字幕が表示されるが、
文字が細かったり背景と重なったりして字幕が読みにくい。
上司へのセリフなのに敬語の部分とそうでいない部分が混在していたりして
翻訳そのものも少し変な部分があるように感じる。
グラフィックは非常に美しく、映画の世界観をしっかりと再現していると言える。
奇妙な動物やナヴィの造形もよくできていて
地球とは違う世界、文明であることがよく感じられる。
つまりは映画版「AVATAR」のファン向けということなら最高の品だが、
ゲームとして楽しむには単調すぎたり、爽快感に欠ける。
お使いミッション中心でも問題ないが、せめて戦闘やアクション部分に
もう少し楽しさがあればよかった。
