EAT LEAD(イートレッド):THE RETURN OF MATT HAZZARD<北米版>
2010年1月30日12:39【カテゴリ : Xbox360】
難易度Major Hazard(ノーマル)にて全8ステージクリア。
割とオーソドックスなTPSだが、設定やノリが独特。
古いゲームマシンにて発売されたゲームの主人公が
人気が落ちた結果、ゲームソフトの開発会社から命を狙われるストーリー。
基本は「ギアーズ オブ ウォー」シリーズを周到していて
キャラクターがやや左寄りにズレた画面で敵を狙い、
遮蔽物でAを押すとカバー状態になる。RBボタンでリロードなども同様。
ただし、カバーに関しては追加操作があり、
カバー時に別の遮蔽物を照準で狙ってYボタンを押すと
そこまで勝手に走っていってカバー状態になる。
しかし、自分よりも前方にある遮蔽物にしか使えない上に、
この操作で移動したからといって敵の銃弾から避けやすいというわけでもなく
使いどころが非常に限られてしまう。
さらにカバーしている遮蔽物と同じラインにある横方向の遮蔽物へは
左スティックを入れながらBボタンを押すことで飛び移れる。
これはまだ利用価値があるが、同じ状態でAボタンを押すと
今いる遮蔽物の側面にズレる操作になるため、押し間違えるとエラいことになる。
そもそも箱型の遮蔽物にカバーしていて
側面、つまり今までカバーしていた向きに対して
90度の面にカバーをズラしたくなること自体が少ない。
敵に囲まれ気味の場合でもカバー状態を解除して自分で移動した方が楽なので
この操作は事故を誘発するだけのシステムになっている。
特にカバー状態を解いて移動しようとしたときに
Aボタンを押して左スティックを操作したりすると
上記の操作と認識され、敵に対して
身体をさらす面にカバーしてしまったりすることがよくあった。
銃の精度は全体的に非常に良く、Lトリガーを引けば
ほとんどの銃の初弾は中心に飛んでいく。
これでズバズバとヘッドショットしていくのは気持ちいいが、
中盤移行、ヘッドショットでも即死しない敵や
特定の銃でないと格段に効き目が落ちる敵が多くなり、
そうなると敵を狙うテクニックよりも、いかに有効な武器を
事前に用意できているかという勝負になってしまってつまらない。
銃の種類が多いくせに2種類しか所持できず、
一度に出現する敵の多さに対して持てる弾薬も少ないので
肝心な場面で2丁とも弾切れになることがありすぎる。
そういうときにはXボタンによる格闘攻撃で敵を倒すこともできるが、
ノーマル以上の難易度だと敵の銃撃に長時間耐えられないので
敵に格闘攻撃を仕掛ける前にやられてしまう。
カバーをうまく使って敵に接近しろ、ということかもしれないが、
部屋にある遮蔽物は敵の銃撃がしばらく当たると消えてしまう仕様ので
モタモタしてると隠れている場所すらなくなってしまう。
このあたりがTPSとしての楽しさをかなり減らしてしまう要因で、
敵を撃ちたくても弾がないとか、登場した敵に有効な銃を持っていないとか、
じっくり敵を減らそうと思ったら遮蔽物が消えたとかという
地味なストレスにずっと悩まされる。
特にラスボス戦も含め、終盤のステージはかなりイライラしたので
ゲームを単純に楽しみたいなら最低難易度でプレイすることをオススメする。
ゲームソフトが舞台なだけに、敵やステージの世界観はバラバラで
工場員から日本のヤクザ、SFのアーマースーツ姿や西部劇のガンマンまで混在する。
パロディやバカゲーの要素をウリにしているらしく、
要所要所に「これって笑えるでしょ!?」というノリの演出が入るが、
プレイしていて笑えた場面はほとんどなかった。
割と斬新だったのが、右スティックを押し込むことで
左寄りに見えていた主人公を右寄りに変更できる。
このタイプのゲームでは左側の遮蔽物に隠れた方が有利なのが定説だが、
状況に応じていつでも切り替えれるのは結構便利。
グラフィックは綺麗だし、銃の精度が高いのも気持ちいいのだが、
とにかく遮蔽物へカバーする操作の仕様や
敵の数や個性に対して所持できる銃と弾の数のバランスが悪いのが残念。
弾がなくなったのに銃が落ちている場所が敵の銃撃の真正面で取れないとか、
撃たれ弱い主人公に対して複数の敵が高い精度で一気に攻めてくる配置とかを
もう少し、遊びやすいように設計してくれればよかった。
